サイエンス

アポロ11号月面着陸を再現する「タイムカプセル」放送

アームストロング船長が残した有名な言葉、 That's one small step for a man, one giant leap for mankind.(これは一人の人間には小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ。) とともに人類が新しい歴史を刻んだのは、今からちょうど40年前のこと。…

電球型蛍光灯、タイプによっては健康被害の影響

しばらく更新をさぼってしまいました。少し仕事が立て込んでいて、おまけに風邪を患ってふらふら状態だったので、とてもブログを書く余裕がありませんでした。というか、目の下がひくひく痙攣して、文字がよく見えなかったりします。まだ時々痙攣してますが…

宇宙メーザーを利用した観測で銀河の重さが従来の考えよりも50%重たいことが判明

銀河系の重さが、これまで思われていたよりも50%も重かったという報告がされました。これは銀河系の回転速度から割り出したのですが、この観測結果が正しいとすれば、銀河系の大きさは2万8000光年離れたアンドロメダ銀河とほぼ同じレベルになります…

数学と芸術にみる複素数の解釈 −その2−

複素数や虚数という概念は、学校で習うような説明をされてもつまらないだけです。もっと実感の湧く、(数学や芸術が求める) 『美しさ』を持った説明ができないかと思いました。そして、それならば、逆に美術的な考えを数学の世界に当てはめたらどうだろうと思…

数学と芸術にみる複素数の解釈 −その1−

先日、いつもご馳走目当てにお邪魔している (笑) 毎月の「例会」で、複素数や虚数の話が出ました。ゼロやマイナスの数を理解し当たり前のこととして受け入れるまでに、人間は数百年もの時間をかけ、現代は虚数の概念を受け入れつつある段階だというような話…

「明るい」ニュース

バンクーバーよりもずーっと東の方にある平原州 (アルバータやサスカチュワン) で、隕石の落下が観測されました。信じられないような「明るさ」の衝撃的な瞬間だったようです。グレープフルーツほどの大きさだろうと推測されてますが、その発光の凄まじさに…

太陽系外の恒星を回る複数の惑星の直接撮影に成功

カナダやアリゾナ大学の研究者を含むグループが、ペガサス座にある HR 8799 という天体の周りを回る複数の惑星の直接撮影に成功しました。この天体は主系列星に属していて、撮影された3つの惑星はいずれも木星の数倍程度の質量を持っています。恒星に近いも…

日本人三氏にノーベル物理学賞!

いやー、久々に明るい、特大のニュースですね。こちらは時差の関係もあり、朝一番のニュースで目に飛び込んできました。おかげで今日は気分よく仕事ができます。南部陽一郎氏、小林誠氏、そして益川敏英氏の名前は、物理学を学んだことがある人なら知らない…

人工ブラックホールは恐くない?

今、朝日コムをちょっと見たら、フランスとスイスの国境をまたいで作られている大型ハドロン衝突型加速器 (Large Hadron Collider、略称 LHC) での陽子ビーム衝突実験で発生するであろう (理論的に予言されている)、ミニ・ブラックホールが地球に被害を与え…

火星に水の存在を確認!

とうとう決定的な証拠が見つかりましたね。NASA のサイトに掲載されているカラー写真で氷の存在と、それが融けた様子が分かります。www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/images/press/sol_020_024_change_dodo_v2.htmlちなみに写真に書かれている「sol20」…

ロボットとかアンドロイドとかサイボーグとかヒューマノイドとか

先日、例会と称して ご馳走を頂いてくる 教養あるお話で充実した時間を過ごすために K さんのお宅に伺ったとき、「幻肢痛」の話が出ました。日本の番組を集めたチャンネル (ケーブル) を見ておられるので、たぶんこの番組をご覧になってお話されたと思うので…

こんな素晴らしいサイトがあった

国際宇宙ステーション (ISS) の太陽電池パネルでトラブルが続いているようですね。太陽方向に向けるための回転装置がうまく作動しなくなったり、裂け目が見つかったり。宇宙開発はなかなか思ったようには進まないものです。一方、初期の宇宙開発では、科学的…

月探査競争が本格化

先日、日本の月探査衛星「かぐや (SELENE)」が打ち上げられ、子衛星2つの放出と本体の月周回軌道投入に成功しました。すごいですね。JAXA のサイトには詳しい説明がたくさん書かれており、読めば読むほどすごいなーと関心させられます。そして昨日 (もう一…

すごい! Google Earth の Sky 機能

いやー、Google がやってくれました。Google Earth の宇宙版。というか、Google Earth の新機能ですね。1億の恒星と2億の銀河が見られるだけでなく、宇宙空間を自由に移動し、ズームしたり、星座や様々な天体の情報を表示したり、まさに、光速を越えた宇宙…

太陽系外惑星のニュース相次ぐ

このところ、科学界での大きな発見が相次いでいます。19世紀半ば、ある物理学の権威は、物理学はもう完成されてしまったからつまらない学問だなどと言ったそうですが、とんでもないおごりですね。先日紹介した惑星タトゥイーンの夕日じゃないですが、また…

本当かも知れないタトゥイーン (Tatooine) の重なる夕日

ちょっと所用と体調不良のため、しばらくブログの更新をさぼってしまいました。その間に訪問された方が結構な人数でしたので、非常に恐縮してます。最近更新ペースが落ち気味ですが、もう少し頑張らないといけませんね。反省。さて、朝日コムにも出ていまし…

UFO の情報公開だってさ

朝日コムのニュースで、フランスの国立宇宙研究センターがこれまでに寄せられた UFO の目撃情報を公開したとありました。どうやらアクセスが殺到しているようで、ページを開くこともできません。というか、フランス語だから全然分からないでしょうけど。ht…

大量の水が発見された火星を散歩してみよう

火星に液体の水があったことはほぼ疑う余地がないのですが、その水はどこに行ってしまったんでしょうか。天文学的 (地球物理や惑星学、大気学などの方面) に考えると、地球より小さい火星では重力もその分小さいため、大気 (の分子) がどんどん宇宙空間に逃…

ミクロとマクロの競演 18:51

このところ、天文関係のニュースが結構続いていますね。今日も朝日コムには、国立天文台による渦巻銀河の電波写真のことや、ハッブル宇宙望遠鏡が捕らえた惑星状星雲 (恒星が末期に爆発してガスが放出されている天体) の写真などが紹介されていました。電波…

薄明

コール・ハーバーから見た薄明のノース・バンクーバー。霧と雲に包まれた幻想的な景色ですね。ビルの上の方に霧がかかっています。日中は晴れていましたが、夕方からまた街は霧に包まれました。霧がかかり、寂しげなスタンレー・パークが静かに佇んでいます…

立体プリンタとか透明マントとか

ずっと前に面白いなと思って、いつかブログに書こう書こうと思いつつ忘れていたのが、立体プリンタです。プリンタという名前ですが、小さな加工工場といったものです。簡単に言うと、立体物の設計図をそのプリンタに読み込ませると、設計図どおりの立体がそ…

地雷を検知する花は手放しで喜べるか?

北朝鮮がとうとう核実験を強行しましたね。規模は小さかったようで、たぶん第三国に売り込むためのパフォーマンスの意味が強いんじゃないかと思いますが、何をするのか分からない国なので怖いですね。まっさきに狙われるのは日本だろうし。カナダのニュース…

計算の工夫

先日、時々コメントをくださる Riko さんのブログに二桁の数字の掛け算についてコメントしたのですが、証明はコメント欄には長すぎるので、ここで改めて紹介することにしました。二桁の数字の掛け算と言っても、ここでは特殊な場合を取り上げます。 <10の…

世界でもっとも高い木の高さは登って確かめたらしい

朝日コムのニュースに、大阪の通天閣より約13メートル高い115.5メートルのアメリカ杉が確認されたという記事が出てました。少し前にも、これまでギネス・ブックに載っていた世界最高の木よりも高い木が何本か発見されたという記事が出ていたのですが…

遺伝子組み替え製品

先日、ここに時々コメントをいただく Riko さんのブログで「とうもろこし」の話題が出ていました。以前やっていた翻訳の仕事の関係で、とうもろこしなどの遺伝子組み替え (GM) 製品 (主に食品) について触れることが多く、ついそのことをコメントしてしまい…

数学の天才

今日は仕事がないので時間はあるのですが、またちょっと眩暈がしてて、ついでにさっき書いたようにトンカチの音で何もやる気が起きないので、ブログをもう一つ書くことにしました。(いや、決して暇つぶしって意味じゃないですよ、違いますってば。)最近知っ…

冥王星が惑星から「矮惑星」へ

もうみなさんご存知のとおり、冥王星が惑星から格下げされて「矮惑星」となりました。正式な発表もここで見られます。いろいろと波紋が広がっているようですが、やはり将来的に課題や混乱が残らないようにした決定は、無難な選択でしょう。惑星がひとつ減っ…

ダークマターの尻尾を掴む

先ほど、これから忙しくなるから頻繁に更新できなくなるなんて書いておきながら、また書いちゃいます(実は昨日までに大方書いておいたんですけどね)。米国時間の21日に、NASA がダーク・マターの直接的な証拠を捕らえたと発表しました。チャンドラーという…

グレゴリー・ペレルマン氏がフィールズ賞を辞退って。。。

今年初めから姿をくらませていたロシアの数学者グレゴリー・ペレルマン氏が、フィールズ賞を辞退したと伝えられました。この方、ものすごい数学の才能を持っているらしいのですが、研究に没頭したかったんでしょうね。名声も栄光もいらない。静かに研究する…

科学は人間臭い学問

惑星の数が増えるかもって先日書きましたが、やはりいろいろなところで反響があるみたいですね。学問的にどうかっていうよりも、社会的影響を心配する声が大きいというのは興味深いところです。でも、こういうことは実は昔もあって、現在でも混乱が続いてい…