アポロ11号月面着陸を再現する「タイムカプセル」放送

アームストロング船長が残した有名な言葉、

That's one small step for a man, one giant leap for mankind.(これは一人の人間には小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ。)


とともに人類が新しい歴史を刻んだのは、今からちょうど40年前のこと。子供の頃、昼間出ていた月を見ながら、あそこに人がいるんだと興奮したことを覚えています。 (← 歳ばればれ / 汗)

大学で天文学を専攻するきっかけになったこの「大事件」は、その後の人生を変えた、子供にとっての夢物語ではあったものの、当時のソビエト連邦との間で繰り広げられた激しい宇宙開発競争の一こまでもありました。実際、アポロ11号が月面着陸に成功したわずか数時間後には、ソ連無人月面探査機ルナ15号が月面への軟着陸に失敗して激突しています。また、60年代半ばからは、ソ連でもやはり有人月面着陸を目指した計画 (ソユーズL3計画) が進められていました。人類の英知と同時に、熱い、人間臭いドラマが展開していたんですね。

それはさておき、NASA はアポロ11号月面着陸40周年を記念して、「Time Capsule」と銘打った歴史的瞬間の当時のラジオ放送を、そのまま同時刻にネットラジオで放送すると発表しています。米国の中部夏時間(Central Daylight Time = CDT)で、明日16日の午前6時32分 (太平洋夏時間のバンクーバーでは午前4時32分、日本では同日午後8時32分) から開始されます。この開始時刻はアポロ11号打ち上げのちょうど2時間前にあたります。

放送は、NASA のサイトで、24日の午前11時51分 (CDT) にかけて、つまりバンクーバーでは同日午前9時51分、日本では25日の午前1時51分にかけて、アポロ11号が無事に太平洋に着水して帰還した時間までの、すべてが流されます。

うー、8日と5時間以上もの長さだと、とても録音できない。orz  (くやしぃ!)

きっとこれを録音した CD とかもどこかに売ってるのかもしれないし、勝手に録音して売ろうと思っている人もいるんでしょうね。それでもいいから、お金出してもいいから、ちょっと欲しいなぁ。さすがに仕事があるから、生で聞くことは難しいし。

ちなみにアポロ計画で月に向かった宇宙飛行士の半数はアリゾナ大学 (University of Arizona) の出身です。スペースシャトルにも何人か乗っていますが、いつかまた大学に戻りたいなぁ、なんて思ったりしました。 (ムリムリ)

そうそう、そのスペースシャトルは、打ち上げ延期が続き、今日は6度目のトライ。今のところ準備は順調で、ちょうど今、カナダ人の女性飛行士がシャトルに乗り込む様子をテレビで中継していました。若田さんを迎えに行く役割もあり、今度こそ無事打ち上げに成功してもらいたいものですね。



こんな宇宙のことを考えていると、日本の政局の混乱がなんてくだらない、小さな小さな面子と私利私欲にまみれた茶番劇なんだろうって思います。どこの国の政治家も似たようなものだと思いますが、それにしても今の日本の政治劇は、とても先進国の話とは思えませんね。

自民党は、この期に及んで首相のクビを挿げ替えて総選挙に臨みたいとか騒いでいるようですが、国民の誰がそんなことに興味があると思ってるんでしょうか。ここまであからさまに、自分達だけのことしか考えてない政党って、もはや政党ではなく、単なる営利団体ではないでしょうかね。。。