Thunderbird 2 で急に送受信できなくなった

今日(というか、零時を回っているので昨日の8日)、メールを送信しようとしたら、急にこんな感じのセキュリティエラーがの警告がでてきました。


=== セキュリティエラー:ドメイン名が一致しません ===

"mail.<ドメイン名>.com"との接続を確立しようとしていますが、このサーバが使用している証明書は"pop.<ドメイン名>.com"のものです。可能性は高くありませんが、誰かがこのWebサイトとの通信を傍受しようとしている可能性があります。

表示された証明書が"mail.<ドメイン名>.com"のものでないと思われる場合、接続をキャンセルしてサイトの管理者に知らせてください。
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ふむ。メーラーの設定は一切変更していないし、もう何年もこのエラーは見てない。となると、メーラーの設定ファイルがおかしくなっているのか、ISP 側で何かの変更を加えたのか、まあだいたいそのどちらかでしょう。

ということで、まずはメーラー側の証明書を更新すればいいかなと思い、証明書データベースの「cert8.db」というファイルをいじってみました。Vista の場合、ここにあります。



C:\Users\{ユーザー名}\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\{プロファイルID}\cert8.db



Vista 以外の Windows でも、Mac でも、「cert8.db」という名前のファイルはあると思うので、それは自分で見つけてください(手抜きですみません)。見つけたら、そのファイルの名前を変更します。例えば「cert8_old.db」のように。すると、Thunderbird が勝手に新しい「cert8.db」を作成し、データベースを再構築してくれます。いじるって程のことじゃないですね。

また、Windows の hosts ファイルと Thunderbird のアカウントの設定を直接編集するという手もあるようですが、ちょっと面倒だし、間違えると接続できなくなるので、初心者はいじらない方がいいでしょうね。

参考:http://d.hatena.ne.jp/syunduel/20050127/1106806317



で、「cert8.db」を更新してみたんですが、送信時に相変わらずエラーが出て送信できない。でも受信は問題なくできる。あれ? 何故?



となれば、今度は Thunderbird のアカウント設定をチェックです。何も変えてないから何を変更すればいいのかなと疑問に思いながらサーバー名を見ると、mail.<ドメイン名>.com となっていました。というか、そうしろと以前 ISP から指定されてたんだよなぁ。

でも、証明書が、送信の時は mail.<ドメイン名>.com 用ではなく、smtp.<ドメイン名>.com 用だって警告が出るので、しょうがないから「mail」の部分を「smtp」に変えてみました。するとようやく送信できました。  (なんだそんなことかよ!)

ったく、証明書を変更したなら連絡ぐらいよこせ、へぼ ISP め!

ま、とりあえずはこれでめでたし、めでたしと思っていたんですが、しばらくすると今度は受信でエラーが出始めました。そこでこれも同じように 「mail」の部分を「pop」に変えてみたところ、無事受信できました。よかったぁ。

それにしても、メールの送受信ができないと仕事に影響して大変です。一応 Gmail でも、メインのアカウントアドレスで送受信できるようにはしてあるので何とかなるんですが、やっぱり不便ですからね。毎日何気なく使っているメーラーですが、なくてはならないものですね。もっと大事にしなくちゃ。



というか、Thunderbird 自体、バージョン3にアップグレードすべきなんでしょうけど(今使っているバージョン2は今月中にサポートが終わるし)、セキュリティソフトの Kaspersky との相性がよくないんですよね。バージョン3が出たばかりの頃は、Thunderbird が真っ白になって使い物にならなくなったし。今はそのバグは修正されたようなので、今回の警告は、そろそろアップグレードしろっていうことなのかも知れませんね。