こんな素晴らしいサイトがあった

国際宇宙ステーション (ISS) の太陽電池パネルでトラブルが続いているようですね。太陽方向に向けるための回転装置がうまく作動しなくなったり、裂け目が見つかったり。宇宙開発はなかなか思ったようには進まないものです。

一方、初期の宇宙開発では、科学的な目的よりも政治的・軍事的な意味合いが強かったせいか、めざましい発展を短期間で遂げています。特にアメリカのアポロ計画はすごかったですね。アポロが月面に着陸した時のこと、まだ小さかったのですが、鮮明に覚えています。このアポロの月着陸 (1969年) と長嶋選手の引退 (1974年) が、子供の頃に起きた、強烈に印象に残っている事件ですね。     (歳がばれるなぁ。というか、だいぶ時期が違うんだけど・・・)

ちなみにアポロ計画で宇宙飛行士になった人の半数は、アリゾナ大学の出身です (ちょっとだけ自慢)スペースシャトルに乗り込んだ宇宙飛行士もいるんですが、その頃と比べるとちょっと寂しい数になってしまいました。まあ、それだけ優秀な人材を抱える大学が増えてきた (= 適正な競争により大学間のレベル差が縮まってきた) ということかも知れません。日本の場合は、どうなんでしょうか。



さて、アポロ計画の詳細とか、ET 探しとか、恐竜のこととか、まるで上野の科学博物館に訪問したような世界をネットで体験することができることを最近知りました。JST バーチャル科学館というもので、科学技術振興機構という政府系の機関が運営するサイトです。一応子供向けになっているのですが、大人が見ても楽しい。というよりも、大人の方が楽しめる内容です。

まだ一部しか見てないのですが、「このほしのこと」の中の「恐竜たちの地球」というコーナーは圧巻でした。恐竜の時代を、リアルな CG で見せてくれます。CG だけでなく、図や写真を豊富に使った説明も非常に凝った作りで、素晴らしいの一言に尽きます。

また、アポロ計画を中心に月探査の歴史を紹介する「この宇宙のこと」の中の「もういちど月へ」も秀逸です。とてもタイムリーな話題を中篇ドキュメンタリーとして楽しむことができます。映像はいくつかに小分けされているので、戻って見たり、後で続きを見ることも可能です。

他にも面白そうなものがいっぱい。ただ、思わず夢中になってしまうとあっという間に時間が経ってしまうので、時間のある時に見た方がいいですね。

それから、かなりの高速インターネット接続でないと、特に CG などはうまく表示できない可能性があります。学生の方なら、大学のパソコンなどで見た方がいいかも知れません。でも、快適な環境を何とか見つけて、是非一度は見てもらいたいサイトです。



子供の頃にこんなサイトがあったら (というか、インターネットもなかったけど)、もっともっと科学が好きになっていただろうなぁ。今の子供が本当に羨ましいですよ。   (彼らがその恩恵を十分活用しているかどうかは別ですが)