すごい! Google Earth の Sky 機能

いやー、Google がやってくれました。Google Earth の宇宙版。というか、Google Earth の新機能ですね。1億の恒星と2億の銀河が見られるだけでなく、宇宙空間を自由に移動し、ズームしたり、星座や様々な天体の情報を表示したり、まさに、光速を越えた宇宙旅行が自宅のパソコンでできるようになったんですから、これはすごいことです。

そりゃー、大掛かりな研究施設にある高価なマシンでこういうことを楽しむことは、お金持ちなら難なくできたでしょうが、これほど詳細な映像を家庭のパソコンで、しかも無料で楽しめるというのは驚きです。この時代に生きていてよかった。    (大げさだけど、ホントだね)



細かい仕様などは、Google のプレスリリース (www.google.com/intl/en/press/pressrel/earthsky_20070822.html) や Sky のチュートリアル (www.google.com/earth/sky/)、FAQ のページ (www.google.com/earth/faq.html) で確認できるとだけ書いておきます。何せ、今仕事でこんなことしている場合じゃないもんで。



とか言いながら、さっそくうちのノートパソコン (東芝 Satellite A60カナダバージョン) にインストールしてみました。    (ヲイヲイ)

仕様は、512MB の RAM、Intel Celeron2.8GHz (デスクトップ用のチップ)、ATI Radeon 7000IGP (共有割り当て32MB)、Windows XP 英語版、とかです。本当は iMac (初代ボンダイブルー!) にも入れたかったんですが (一応 OS X 10.3.9 入ってるし)、メモリが足りなくて断念しました。でも無理やり入れてみようかな。

えーと、まずインストールは簡単です。Google のサイトに行って、ダウンロード・ボタンをクリックし、あとは指示に従ってインストーラをダウンロード。そしてそのインストーラをダブルクリックすればいいだけです。OS などのバージョンは自動で判別してくれます。

うちのマシンは英語版の Windows XP だったので、最初は Google Earth も英語表記になりますが、[Tool] → [Option] → [General] タブにある [Language settings] で Language を「System default」から「日本語」に変えれば日本語表示になります (Google Earth を再起動する必要あり)。なお、Sky 機能を起動してしまうと、[Tool] から [Option] を選べないようです。まずは Earth 機能の状態で設定しましょう。

このノートパソコンの仕様は決して Google Earth に十分とは言えませんが、それでも結構きびきび動いてくれます。これがすごいところですね。



さて、お目当ての Sky 機能は、ツールバーの一番右側にある Nasa のロゴみたいな、土星のアイコンをクリックして切り替えます。レイヤーの読み込みに2、3秒かかりますが、あとは自由自在に宇宙旅行を始められます。いやー、すばらしい!

操作はこれまでの Google Earth と同様に、画面右上にあるハンドルのような舵で動かせますし (真ん中の部分をクリックしたまま移動できます)、画面の任意の位置をクリックしてドラッグすることも、プラスとマイナスのバーを使ってズームすることもできます。とても直感的ですね。

マーキングのある興味深い天体を見つけたら、ダブルクリックしてその詳細なデータや画像を見ることもできちゃいますね。または、何もない空間をダブルクリックすると、そこを画面の中心として移動してくれます。これも便利 (前からある機能ですが)。



あー、こんなものが学生時代にあったら、もっともっと天文学にのめりこんでいただろうなぁ。もしかしたら、大学院に行くのを諦めきれなくなって、そっちに進んでいたかも知れないし。そうしていたら、今ごろどうなっていただろうか。。。宇宙に思いを馳せ、こうしてパソコンで宇宙旅行気分に浸ることはできても、昔の自分を変えることはできないんですね。

Goolge さん (じゃなくてもいいけど)、今度は仮想タイムマシン「Google Time」でも作ってみてはいかがですか?あ、でも、単なる歴史シュミレーション・ゲームになってしまうかな?

さて、仕事しよっと。