Firefox 2.0の使用感

ブラウザをようやく Firefox 2.0に移行しました。仮想マシンを含め、通常使っているものだけでも5台のマシンで入れ替えたので、ちょっと大変でした (インストールは楽ですが、設定がね)。

これまでは Netscape Navigator 7.1を使用してました。特に問題はなかったのですが、時代は Ajax 化が着々と進み、対応ブラウザに替えないといろいろ不具合というかイライラすることもあります。で、Internet ExplorerWindows Update 以外で使うつもりがないので、ひとまず最新の Firefox にしてみた訳です。

元々 Netscape の開発者が作ったものなので、基本的な操作感はほぼ同じ。ブックマークなども完璧にそのままの形で移行できたし、大方満足です。ただ、いくつか不具合があるようです。

単なる相性のせいなのか、この「はてなダイアリー」で日記を書いている途中、文字に修飾をかけたりリンクを張るとエラーで落ちてしまいました。昨日はそれで、随分苦労しました。昨日の日記に修飾文字が少ないのは、そのせいです (今日も症状は同じなので、わざわざ Netscape で書きました orz )。

この不具合、はてなのサイトで特に挙がっているものでもなさそうなので、はてなに問い合わせています。だって、その前日にも同じ作業をしていたのに、その時はエラーが出なかったのですから、はてな側の問題って可能性が大きいですしね。

あと、仮想マシンでは、Firefox をインストールした後に Netscape をアンインストールしたのですが、そのせいかページなどの保存に恐ろしく長い時間がかかり、終了時にプライバシー情報を削除しようとすると、そのままフリーズします。いろいろ設定を変えてみましたが、どうやっても同じ。Netscape のアンインストールで、何か必要な機能が無くなってしまったのかも。一応 Firefox をアンインストールしてから再度インストールして見ましたが、症状は同じです。ま、仮想マシンなのでその影響があるのかも知れませんが。

とは言え、やはり最新のブラウザにはなかなか気の効いた機能がありますね。例えばオリジナルの機能として、ブラウザの右上にある検索窓では、検索エンジンGoogle にしてアルファベット半角入力モードで計算式 (例えば 1+2+3) を入れると、その答えが式を入力するそばから候補として表示されます。数式だけでなく、例えば「pi」と入力すれば、おなじみの「3.14159265」が出てきます。これは Google 電卓の機能をブラウザの検索窓で使えるようにしたものですが、かなり便利です (「1 km in mile」などと入力してキロメートルをマイルにするような単位の換算もできますよ)。もう電卓は要りませんね 。

また拡張機能でも、フィッシング詐欺などのサイトを警告してくれる「McAfee SiteAdvisorプラグインや、先日「オンライン辞書あれこれ」で紹介した「Google 翻訳ブックマークレット・ボタン」など、痒いところに手の届く機能があります。ちなみに McAfee SiteAdvisor は Firefox 1.0.7 および 1.5 (1.5 を推奨) 用ですが、2.0 でも使えます(実は似たような機能が Firefox 2.0には予め用意されていますが、McAfee SiteAdvisor の方が強力な感じです)。

他にも、ダウンロードするファイルや、リンクをクリックして表示しようとしているページが安全かどうかをチェックしてくれる「Dr.Web anti-virus link checker」というプラグイン、フォームの送信先 URL を事前にチェックしてくれる「FormFoxプラグイン、ネット・サーフィンをした時にパソコン上に痕跡を残さないようにする「Stealtherプラグインなどの安全面に役立つものや、Internet Explorer にしか対応していないサイトを見なければならない場合に、任意のタブで IE レンダリング・エンジンを使用できる「IE Tabプラグイン (すべてのポップアップ・メニューが表示されてしまうので注意が必要です) もお勧めです。

いやー、やっぱり新しいブラウザは便利ですね。リリース直後はいろいろ問題が出てくるだろうと思って (実際ありましたし) 控えていたのですが、そろそろ大丈夫みたいです。何より、脆弱性を抱えたままの古いブラウザを使い続けるよりは、ずっと安全でしょう。オープンソースなので、脆弱性への対応や便利なプラグインの追加も早く、これからどんどんシェアが増えるでしょうね。そうするとクラッカーの攻撃対象になってしまうので、あまりシェアが増えすぎるのも何なのですが。。。なかなかもどかしいですね。