Vista 英語版を日本語環境にするにはロケールを設定しないとだめ

ええと、先日書いた記事で、新しく購入したマシンのことを「チップは64bit ですが、乗せている OS は32bit 版らしい」と書いたのですが、やっぱりそうでした。これ、ほんと良かったですよ。おかげでこれまで Windows2000とか XP で使っていたソフトの多くが使えそうです (まだほとんど試してないですけど)。

で、試しに Office を入れてみました。まずは英語版 Office XP (2002)。これは問題なくクリアです。あっけなく終わりました。そこで、今度は日本語版の Office97に入っている WORD98を入れてみることにしました。が、ここで落とし穴がありました。

Vista はすでに日本語の読み書きができるように言語設定を済ませていたのですが、日本語版の Office97を走らせると表示がすべて文字化けして、「???」とか「///」のオンパレードでした。まったく、ほんとにまったく何も分からない状況でした。。。(泣)

しかーし、昔の仕事の関係で、
Office のインストールは100回以上やっている
ので (どんな仕事だ!)、そんな状況でも全然困らずに無事インストールできてしまいました (笑)。これって結構すごいですよね! もう身体で覚えているって感じでした。   (そんなの自慢にならないけど)

とはいえ、このままじゃ WORD98を起動してもメニューなどが全部化けてしまうので使い物になりません。2000や XP と違って、言語設定を変えただけじゃいけないようです。

で、ちょっとググって調べたら分かりました。つまり、英語版 Vista (少なくとも Home Premium の場合) で日本語のアプリケーションをそのまま使おうとすると、入出力言語を日本語に設定しただけではメニューなどが化けてしまい、ブラウザの日本語も変な文字になってしいます。これを直すには、システムのロケール自体を変更する必要があるんですね。

で、ロケールの変更ですが、次のような手順で行います (英語版の場合です)。

1)[Control Panel] - [Clock, Language, and Region] - [Regional and Language Option] の [Change the date, time, or number format] を開く。

2)[Format] タブの [Current format] を [Japanese] にする。

3)[Administration] タブの [Current language for non-Unicode programs] にある [Change system locale] ボタンをクリックして [Japanese (Japan)] を選択する。


これで再起動すれば、日本語アプリケーションのメニューもインストーラもちゃんと日本語で表示されるようになります。ブラウザの文字もまともになりました。

ただしこの設定は、作業時にログインしていたアカウントにしか反映されません。この設定を他のアカウントにも適用するには、次の操作が必要です。

4)再起動後 (3) の)[Administration] タブに戻り、下側にある [Copy to reserved account] ボタンをクリックする。


これでいいみたいです。めでたし、めでたし。    (ぱちぱちぱち)



まあこれで WORD98日本語版も問題なく使えるようになりました。たぶん Trados も (5.5は分からないけど) いけるでしょうから、とりあえずは仕事に影響なさそうです。でも、持っている Office のバージョンが97と XP (2002) だけっていうのも、ちょっと時代遅れですね。MS の製品はぜんぜん欲しいと思わないのですが (Vista だって欲しかったわけじゃないし)、でも必要に迫られてくると仕方ありません。

そろそろ Office の新しいバージョンを買うべきでしょうかね。。。い、嫌だなぁ。