バックアップあれこれ

先日、ちっちゃい USB メモリを購入したと書きましたが、さっそく作業ファイルの自動バックアップに活用しています。アクセス回数による寿命についても書いたのですが、読み出しだけの場合には寿命には影響ないようですね。書き込みと削除の回数で決まるようです。なので、理論的には先日の計算よりもずっと長く使えそうです。

でも実際には、転送速度の問題で、計算した数年先にはもっと速い USB メモリを使うことになると思いますが。

ただ、やはりこの小ささは使いやすくていいですよ。もう少し長い標準的な大きさになると、USB ポートへの抜き差しの時に折れそうな気がして。それに比べてこの小さいやつだと、全体を掴んで抜き差しする感じなので、その心配が少ないような気がします。気のせいかも知れませんが。



さて、具体的に自動バックアップはどうやって取っているかというと、BunBackup というツールを使って USB メモリと別のハードディスクにミラーリングしています。つまり2箇所に同時にバックアップしているってことです。

他にもいろいろなツールを試したのですが、このツールが個人的には気に入っています。ミラーリング中にコピーに失敗した場合のファイルの保護機能があったり、同時に同じファイルを複数箇所にミラーリングしたり (上述の USB メモリと別のハードディスクのこと)、無料で使えることなども大きな理由なのですが、一番の理由は、現在作業中の WORD のファイルを、作業中であっても最後に保存した内容でミラーリングしてくれることです。

これ、当たり前のことのように思えますが、バックアップ時に作業の邪魔にならないよう、作業中のファイルはミラーリングしないツールも少なくありません。1日に数回程度しかバックアップする必要がないのならそれでいいのですが、10分ごとにバックアップを取っているような環境では、これでは使い物になりません。だって、作業終了してファイルを閉じるまでは、そのファイルのバックアップを取れないってことですから。



あ、それから、2箇所でバックアップを取るために作業設定ファイルを2つ作ってあるのですが、それぞれ独立して起動/終了ができるため、作業が終わったら USB メモリへのバックアップ処理だけを止めることができます。USB メモリにバックアップするための設定ファイルはその USB メモリの中に入れておけば、接続した時にしか起動しないようにできる訳です。

不必要に USB メモリにバックアップをとってアクセス回数が増えてしまっても、いたずらに寿命を縮めるだけなので、それを防ぐ意味でも便利な機能ですね。    (機能じゃなくて使い方かな)



こうしたミラーリングなどが、今では無料のツールを組み合わせることでかなりのレベルまでできるようになったのは嬉しい限りです。

また、パワーのあるマシンなら仮想マシンをこしらえてその中で作業し、仮想マシンごとバックアップを取っておけば、完全なマシン環境をいつでも再現できます。

この方法、実は以前にちょっとやっていたんですが、仮想マシンではパワーが不足して作業に時間がかかりすぎるので止めてしまいました。でも、最近は恐ろしくパワーのあるマシンが出てきているので、次に新しいマシンを買ったらやってみようと思います。

まあ、マシンを買うには、お金も、置くスペースも必要になるので、そう簡単にはいきません。ただ、現状のバックアップの手間や費用を考えたら、新しいマシンを買う方がかえって安いと言えるかも知れません。こういう事は、長い目で考えた方がいいんでしょうね。