雪、そして Puppy の失踪

3月に入り、最初にバンクーバーを迎えてくれたのは「雪景色」でした。ええ、雪です、雪。朝方までは真っ白な雪がうっすらと積もってました。お昼前には全部融けてしまいましたが。

なんでしょうかね、この天気。いくら北国のカナダでも、バンクーバーで3月に雪が降るってことはめったにありません。かれこれ9年以上ここに住んでますが、初めての体験ですよ。しかも今夜も降るかも知れないとか天気予報で言ってるし。。。(寒いの嫌い!)

今年のアカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画部門でオスカーを手にしたゴア元米副大統領の「An Inconvenient Truth」(邦題「不都合な真実」) じゃないですが、地球温暖化の影響は確実に出ています。じゃなきゃ、どうやってこの異常気象を説明するんですかね。まったく、世界最大の温暖化ガス排出国 (=米国) と第二位の中国が自国の経済・産業を優先させて京都議定書などで示されている対策を取らないから、こういうことになるんです。だいたい、一番被害を受けているのは、当の米国じゃないですか (ハリケーンとかね)。それでも「臭いものに蓋」という、まさに「不都合な真実」には見向きもしない姿勢を貫くんですよね。

ま、イラク侵攻だってそうでしたし、そんなことは今に始まった訳じゃない。昔、メキシコに因縁をつけて戦争し、カリフォルニア (の一部)、アリゾナニューメキシコを分捕った頃からそうでしたっけ。国民性なんでしょうね。

何か話が大げさな方に向いてしまいましたが、とにかくこの時期に雪なんか降らせないでもらいたいってことです。うちの観葉植物たちも目を回してますよ (目なんてないけど)。

それはそうと、先日紹介した Puppy Linux の ISO がダウンロードできなくなってますね。ブログを読んだ方の指摘で気付いたのですが、現在 Puppy Linux の ISO ダウンロード・サイトに肝心の ISO が置かれていない模様です。もしくは、サイト自体にアクセスできない事も。リナちゃんはどこへ行ってしまったのでしょうか? んー、何か悲しいことでもあったんでしょうかね。競合する他のディストリビューションによって拉致されたとか。。。(ないってば)

とにかく早期の復旧を願うばかりですが、ただ待っているだけなのも何なので、今度他のディストリビューションなんかの情報でも集めて整理したいと思います。ハードディスクを使用せずにデータを CD 自体に書き込んでしまうという軽量 Puppy の凄さには敵わないかも知れませんが、別の面で優れたディストリビューションはいっぱいありますから。でも、個人的な趣味により Debian 系主体で紹介することになりそうです。

Debian って何? という方は、気にしなくて大丈夫です。Ian さんが奥さんの Debra さんと自分の名前を合わせて命名した、Linux の中でも一番堅牢で、アプリケーションの数もダントツに多く、パッケージ (アプリケーションとかツールとか) のインストール/アンインストールや管理がすごく楽な種類 (ディストリビューション) の Linux だって思ってください。それだけです。