子犬のリナちゃん (たぶん♂) -- 日本語環境の Puppy Linux

昨日、PC が壊れたことを書きましたが、そのマシンで使おうと思って壊れる寸前まで ubuntu の LiveCD 版 (日本語仕様) の ISO イメージをダウンロードしてたんです。でも、これも失敗しました。。。

うちのプロバイダは、ネットワークがよく切れます。大抵は数秒か、長くても1分程度なんですが、ダウンロード中にやられると悲惨です。昨日も2回失敗しました。2回目なんか、約700MB のうち96% まで終わってたのに、そこでストップ。非常に悲しい結果に終わり、もう ubuntu は諦めることにしました。面白そうなんだけどなー。

でも、やっぱりこのままじゃ癪に障るってんで、何か他に面白そうなディストロはないかと検索してみたんです。そしたら、「Puppy Linux」 という超軽量 Linux紹介記事を見つけました (公式サイトがここここにあるみたいです)。いわゆる LiveCD の1つなんですが、データを CD (またはフラッシュ・メモリーなど) に書き込みするので、ハードディスクがなくてもいいんです。というか、ハードディスクがあっても、データや Linux アプリを変更する場合にまったく触らなくていい。こういうの、前から欲しかったんですよ。

しかも、すでに日本語環境が整っているじゃありませんか! これはなかなかですよ。(さらに個人的には、Debian ベースというところがたまりません。)

オリジナル (英語) の最新版は2月18日に2.1.4が出たばかりですが、日本語版の方はまだ2.1.3です (FTP サイトには2.1.4も置いてあるようですが、サイズが変なのでまだ公開してないものだと思います)。日本語環境を設定したバージョンは英語版 (50〜80MB) よりはサイズが (かなり) 大きくなりますが、それでも約127MB です。この中に、日本語ワープロ表計算ソフトをはじめ、一通りの必須ソフトが入っています。CD-RW に焼いたりフラッシュ・メモリーに入れて使えば、PC へのインストールもいらないし、さっき書いたようにハード・ディスクも不要。普通の LiveCD と同様に実行中はメモリに読み込まれるでしょうから、メモリだけは多いに越したことはないですが古いマシンでも十分に動くようです。

あと、インストール方法などは、Puppy Linuxフォーラムに書かれています (「General Discussion」内の「パピーをインストするには」)。すごく親切ですね。

また、Puppy Linux を仮想環境で実行できるようにした QEMU-Puppy というものもあります。これは、すでに起動している OS (Windows とか) 上で仮想マシンとして実行するもので、89MB ほどのコンパクトな仕上がりになっています。日本語でのレビュー記事もあります。

ただしこちらは英語版のみ。ベースにしている Puppy Linux は最新の2.1.4で、QEMU の方は0.9.0だそうです。QEMU-Puppy の方は、ちょっと知識のある人なら、Puppy Linux の日本語環境を自分で構築できるかも知れませんね。たぶんそのうち出てくるでしょう (← 明らかに自分でやる気はないです 汗)

ま、今回は PC が壊れたおかげで思わぬ収穫がありました。転んでもただでは起きない性格なんでしょうか。執念というやつですかね。これで気分もちょっと良くなりました (← ただ単純なだけなんでしょうけど)。今度時間を見つけて、Puppy Linux を試してみようっと。