Norton３６０の試用期限表示には気をつけないと

先日、Norton３６０の試用期間について、パソコンを実際に使っている時間でカウントされているようなことを書いたのですが、そうでもないようです (やっぱりね)。実は先日、久しぶりに Norton３６０の試用版が入っているノートパソコンを起動したところ、まだ数日残っているはずの使用期限が

「あと１日です」

とか表示されました。　　　(ヲイヲイ！)

前にそのことを書いたのが日本の１０月１０日で、それからパソコンを使っていない日を入れてもまだ十分大丈夫なはずなのに、なぜ？

まあ、文句を言っても期限 (というか機嫌？) が直るわけじゃないので、この前買った Kaspersky を入れることにしました。最初はやはり試用版ですけどね。で、この際、Norton とはきれいさっぱりお別れすることにしました。

ところで、Norton の製品がインストールされたパソコンには、それをアンインストールしても、なかなか他社のセキュリティ・ソフトをうまくインストールできないことが多いようです。Norton の販売元である Symantec 社は削除ツールなるものを提供していますが、
これが結構いい加減です (というか、わざとでしょう)。

この削除ツール、実際には Symantec 社製の製品を再インストールするための作られたもののようで、関連ファイルなどが大量に残されてしまいます。そのため、他社製品をインストールすると、コンフリクトなどをが起きてちゃんと機能しなくなるのです。つまり、Symantec の製品を一度使ったら、なかなか他社に乗り換えられないように仕向けているわけですね。セキュリティ企業の風上にも置けないやり方です。

というか、削除ツールなんて名前をつけるべきじゃないでしょう！「再インストール用ツール」とでもすればまだしも、これは問題ありますよね。そういう注意書きも一切ないし。

では、完全に Norton を削除するにはどうすればいいのか？それは、Symantec 社の削除ツールを実行した後、F-Secure 社の提供する説明に従い、手動で Norton 関連のファイルを削除します。そのページはここです。

これで綺麗にお掃除をした後、(Kaspersky などの) 他のセキュリティ・ソフトをインストールします。実際、我が家のノートパソコンでもこの手順を踏んだ後に Kaspersky をインストールしましたが、まったく問題なく機能しています。

というか、ここまでやらないとファイルが削除されないようにしている Symantec 社の製品は、二度と使いたくありません。ずーっと Symantec 社の製品を使い続けるのならまだしも、購入したパソコンに勝手にインストールされていて、それを変更したいのに (簡単には) できないようにしている姿勢は、ちょっとひどいですよね。それも、残っているファイルは１つや２つではなく、かなりの量でした。不親切この上ないとしか言いようがありません。パソコンに詳しくない人なら、恐らくこの時点で、他社への乗り換えは断念しているでしょう。

なんか、先日麻生さん宅を見物しに行こうとしただけで逮捕された若者たちの事件じゃないですけど、思いのままにさせようって気がして、どうしてもそういうのには反抗したくなります。　　　　(あ、でも、別に過激なことをするつもりはないんで、ブラックリストとかに入れないでくださいね、公安の皆さん！ / って、見てないか？)

ま、冗談はこれくらいにして、インストールした Kaspersky はとても軽くて気に入ってます。これ、いいですよ。OS が日本語版か英語版かでインストールするセキュリティ・ソフト自体も違ってくるため、両方で使いたいなら２本購入しないとなりませんが、その価値は十分ありますね。

やっぱり、某マイク○ソフト社じゃないですが、力ずくで使わせるような態度をとる会社の製品は、これからは見向きされなくなると思います。消費者も賢くなってきましたから。Symantec 社も、そろそろそういうところを考えないと、まずいんじゃないでしょうかね。

さて、これでセキュリティの方は一安心。偽装とかが多発して、何を信じたらいいのか分からないようなこの時代、お金を出しても惜しくないソフトを使っていると、なんか気分がいいですね。消費者同士で情報を共有することの重要性が、一段と高まってきたように思えます。