犯人はプリンタ・サーバーだった

昨日、レーザー・プリンタがおかしくなったと書いたんですが、どうやらプリンタ自体に問題はなく、プリンタ・サーバーが悪さをしていたようです。

うちのモノクロ・レーザー・プリンタはネットワーク対応ではないので、プリンタ・サーバーを介してネットワークに繋いでいるんですが、そのプリンタ・サーバーはワン・フロッピー Linux ってやつでこしらえたものです。

ハードウェアは Compaq Deskpro 4000 という古いマシンで、メモリも48MB しかありません。他に用途がないので、プリンタ・サーバー用に使っているわけです。

このプリンタ・サーバーは、フロッピーから起動してメモリに読み込まれるもので、一旦メモリに読み込まれた後はフロッピーを抜いても大丈夫です。落とす時も、スイッチをバチンと切って大丈夫。逆に言えば、作業中であっても、何らかの理由で電源が落ちた場合、特に問題は起こりません。またフロッピーから起動すればいいだけ。

そして、ハードディスクには一切アクセスしないので、ディスクレス環境で使っています (静かだし電気代も喰わない)。マウスもモニターも外してありますが、キーボードだけはつけておかないと起動しません。

で、今回エラーを起こした原因は、このキーボードでした。何かのはずみで、立てかけてあったキーボードのキーが押されっぱなしになってしまい、それでエラーが出たようです。壊れた訳じゃなく、分かってみれば単純なことでした。

でも不思議なのは、そんな状態でプリンタ・サーバーを起動したのに、一応パソコンからはアクセスできたし、設定もいじれたんですよ。だからプリンタ・サーバー自体は生きていたことになる。でも、イザ印刷を始めると、白紙が延々と吐き出されてしまうし、トナーが不足していると警告も出る。まったく、アテにならないエラー表示だこと!

まあ、とりあえずこれで問題はなくなったし、トナーもまだ大丈夫そうなので、昨日買わなくて本当に良かったと思いました。今回得た教訓は、エラーメッセージは頭から信じない方がいいってことですかね。

とはいえ、うちの場合は特殊な環境ですから、プリンタもどのエラーを出していいのか混乱したんでしょうか。ネットワークに対応してない製品だから、ネットワーク絡みのエラーメッセージなんて用意してなかったろうし。自分で勝手にいろいろ環境を作ってしまうと、こういう時に問題解決をすることが難しくなりますね。でも勉強にはなるけど。

あ、ちなみにこのプリンタ・サーバーですが、Linux Router Project (LRP) をベースにしたもので、「How to convert an old PC (386 or 486 or Pentium) to a Network Print Server」のページを参考にしてこしらえました。Windows 2000/XP 環境に対応しているとこのとですが、うちでは Vista からでも問題なく使えてます。便利ですよー。

ネットワークや Linux の知識 (&英語読解力) が必要になりますが、Linux を実用的に使ういい例だと言えます。古くてほとんど役に立たなくなったパソコンがあれば試してみると面白いと思いますよ (メモリも最小4MB でオーケーだし)。これさえあれば、プリンタをパソコンの近くに置かなくてもすみますからね。

とは言え、いまどきネットワーク対応のプリンタも増えてきているし、パソコンもプリンタも新しいものなら出番がないかも知れませんね。さっき広告を見たら、キャノンのネットワーク・レーザー・オールインワン・プリンタが229.99ドルで出てました。   (安っ!)

いやー、便利でいい時代になりました。。。