Vista のパーティションを整理

昨日文句を言った (というか書いた) からって訳じゃないでしょうが、今日は曇りで、ちょっと涼しく感じました。気温は大して下がってませんが、日差しがないので暑さが違う。おかげで今日は1日快適でした。

ま、それはさておき、Vistaパーティションの話です。

Windows XP までと違って、Vista では自前のディスク管理ツールで自分のパーティションをいじれます。いちいちパーティション・ツールを使わなくても済むのはちょっと楽でいいですね。しかも、既存パーティションを (中身を壊すことなく) 拡張したり縮小することも可能なのは、なかなかのもんです。

画面左下の Windows マークをクリック ⇒ [コンピュータ (Computer)] を右クリック ⇒ [ディスクの管理 (Manage)] をクリックすると、現在のディスク構成およびドライブ構成が表示されます。ここでパーティションをいじれるわけですが、いくつか注意点があります。

  • パーティション操作を行う前には、ディスク・クリーンアップとデフラグを必ずしておく (これは一般的な注意事項です)。
  • パーティションの拡張は、C ドライブを含めた場合しか出来ない。つまり、D ドライブと E ドライブ間でパーティション容量を変更することは無理。
  • C ドライブよりも先頭側には通常、「EISA 構成 (EISA Configuration)」というリカバリ関連ファイルなどが入った隠しドライブがあり、ディスク管理ツールでは中を見れない。ここを削除するには、(1) 別のツールを使うか、(2) パーティションテーブルでパーティションタイプを変更する (27 になっているので NTFS の 07 に変更) か、(3) Linux などから起動して操作する、などの作業が必要。ちなみに Windows2000とのデュアルブートにしてある場合、「EISA 構成 (EISA Configuration)」領域は Windows2000側からは NTFS 領域として見えるらしい (XP の場合は未確認)。
  • 通常のベーシック・ボリュームの拡張は、拡張先領域が未フォーマット領域または NTFS フォーマット領域の場合のみ可能。
  • 圧縮を行う場合、「ボリュームでスナップショットやページファイルが有効にされている場合は、圧縮可能な領域のサイズは制限されます」と文句を言われてあまり圧縮できない場合がある (これに対応するには、「VistaならPartitionMagicはもういらない?!」(xfreak.com/mcp/vista/labroom/nph-bbs_sys.cgi?&dsp_bbs_thread=1&sid=1183338785000) などを参照してください)。
  • システムの入った C ドライブは、環境によって縮小できるサイズの制限がある。これは上述した『ボリュームでスナップショットやページファイルが有効にされている場合は、圧縮可能な領域のサイズが制限されます』という問題とは別のものらしい。うちのマシンは空き容量が120GB 以下になるような縮小はできなかった。半分まで (何のかよく分からないけど) だとか、120GB までだとか、いろんな説があるようですが、必要なら外付けハードディスクでも足した方がよさそう (安くなってきたし)

まあ簡単に言えば、市販のパーティション・ツールほど自由度は高くないってことですね。でもこれは、素人があまり無茶をしないようにという配慮だと、いい意味でとってあげましょう。



ということで、後になればなるほどパーティション・サイズの変更は大変になるので、今のうちにやってしまうことにしました。これから先は基本的にパーティション・サイズを変更しないつもりなので、どのように分けるかを慎重に考えてやりました。

ちなみにうちの Vista マシンは、初期状態でこんなパーティション構成になっていました。

  1. EISA 構成   1.46GB
  2. (名称なし)   6.33GB
  3. D ドライブ   6.41GB
  4. C ドライブ 134.84GB

EISA 構成と C ドライブは分かるのですが、何故 D ドライブと、フォーマットもされていない名称なしの領域があるのかは不明です。このノートパソコンはカナダで購入したものですが、英語とフランス語のバイリンガル・バージョンです。最初の設定で英語かフランス語を選ぶ必要があり、選ばなかった言語のファイルは削除されてしまうと注意書きがありました (リカバリしても削除された言語は出てこなくなる)。たぶんそれが、D ドライブまたは未フォーマット領域にあったんでしょうね。でも、どっちか1つでいいはずだけどなぁ。

ちなみにキーボードには、英語 (青字の部分) とフランス語 (赤字の部分) が書かれています。ごちゃごちゃして見づらいったらありゃしない (笑)

Toshiba Satellite L300D のバイリンガル・キーボード
ピンボケで分かりにくいですが、キーボードには英語とフランス語が刻印されています。

a quickr pickr post

で、ディスク管理ツールを使って、こんな風に (↓) パーティションを変更しました。作業は単に、名称なしのドライブを右クリックして削除すれば自動的に D ドライブが拡張されて終わるんですが、実は C ドライブをちょっと縮小しようとがちゃがちゃやっていたら、結局 C ドライブの容量がちょっと増えてしまい、それより小さくできなくなってしまいました (汗)。

  1. EISA 構成   1.46GB
  2. D ドライブ  12.69GB
  3. C ドライブ 134.89GB

EISA 構成は、リカバリ・ディスク (DVD) を作成しておけば消しても構わないのですが、DVD ディスクは耐性がそれほど強くないので劣化する可能性もあり、残しておくことにしました。

一昔前なら1.46GB という容量は貴重なものでしたが、最近は USB メモリでも8GB とか16GB とかありますからね。それに、後から何か入れたくなった場合にも流用できるので、危険を冒して C ドライブを拡張しなくてもいいだろうという判断です。



ということで、ようやくこれから VMware などの作業に入れます。おお、でもその前に、LAN でファイルの共有して、必要なファイルをメインマシンから転送しなくちゃ。ネットワークにぶら下がってるプリンタのドライバも Vista 用のを落として入れなきゃならんし。ノートン先生が入ってるから、共有とかの設定もちょっと時間とられそうだなぁ。。。あーめんどうだ。