Apple が映画配信市場業に参入
今朝方 (日本の深夜からの早朝にかけて)、約5時間に渡ってブログが表示できない状態が続きました。「はてな」のデータベースへの接続障害だそうですが、その間ずっと障害発生自体を告知してなかったので、ちょっと焦りました。こういう情報はもっと敏速に公開して欲しいものです。
それに今日は朝からずっと、頭上でトンカチの音がしています。高層住宅では、どこかで工事をすると天井から音が響いてきます。でも実は階下での工事ってこともあるので、実際にどこで音を出しているのかは分かりません。もう2週間近くも毎日のようにトンカチの音がしていて、休日になるとほぼ1日中続きます。許可を取っているらしいので文句を言っても相手にされないし、ちょっと参っています。何せ、世帯数が300を数えるほどあり、毎月のように売り買いされているコンドなので、改装工事は年中無休。こんど買いかける時には、その辺の事情も考慮しなくては。。。
前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。本当はこの記事、もっと早く書きたかったのですが、先に書きたい記事が出来てしまったので後回しになってしまいました。ちょっとタイミングが遅れてしまいましたが、気になる内容であることには違いないので、今回書いてみました。
「ショータイム」とマスコミに謎かけをしていた Apple が、一部で予想されていたとおり映画配信事業を開始しました。同時に iPod や iTunes Store を改良し、来年にはダウンロードしたコンテンツをテレビで簡単に見られるようにするための機器を発売するとも発表しました。(うっ、欲しいかも。)
折りしもその前の週には、Amazon.com が映画やテレビ番組の配信サービス「Amazon Unbox」を開始すると発表したばかりです。内容的にはほぼ同じようなもの。なかなか熱い戦いが始まっているようです (ただし、どちらも今のところ北米だけのサービスですが)。
映画配信では、画質、ダウンロードにかかる時間、そして料金が気になるところです。両社を比較すると、どちらも映画1本あたりの値段は高くても15ドル弱。古い作品は安く設定し、事前の予約で新作でも安くするなど、各種割引制度も用意しているようです。
画質はどちらも DVD 並の高画質。これは当然でしょう。となると、容量が大きくなってしまうため、ダウンロードに要する時間が気になるところです。そこで両社が取った対応は、ダウンロードしながらすぐに映像を再生できるという機能の提供。Amazon.com は、ダウンロード開始後、5分以内にはダウンロードしながら再生できるとか。一方の Apple は、何と1分程度だそうです。5分は長いと感じますが、1分ならイライラせずにすみますね。ここでは Apple の勝ち。
配信元の映画会社は、Apple が提携先の (というか、ジョブスが取締役に就いている) ウォルト・ディズニーだけのようです。テレビに関しては、ABC、CBS、NBC、MTV、ESPN、Sci Fi Channel、Comedy Central、Disney、Nickelodeon などの番組を扱って、日本でもおなじみの「24」といった人気番組や古い番組など、結構いろいろと見られそうです。ちなみにテレビ番組の料金は1本あたり1.99ドルだとか。これなら見たいなぁ。iPod がなくても、iTunes さえあれば、Mac でも Windows でも見られますし。(サービスの詳細は、iTunes Store の Movies と TV Shows のページなどを参照してください。)
これに対して Amazon.com のサービスには、Universal Studios、Warner Bros. Entertainment、MGM Studios といった映画会社大手が名を連ね、Discovery Channel や MTV Networks などのテレビ番組も配信できるみたいです (こちらもテレビ番組は1本あたり1.99ドル)。ううっ、映画では Amazon.com が圧倒的に有利。(汗) でも、フォーマットは Windows Media Player 用なんですよねー。
Apple はハードウェア・メーカーでもあるので、Amazon.com のサービスにも対応してくれないでしょうか? 対応して欲しいのですが、やはり宿敵 Microsoft 仕様の Windows Media Player 用フォーマット (WMV) に対応する訳にはいかないのでしょうか? もし可能ならば、Apple の iPod だけで両方のサービスを享受できるという訳です。どっちにしても、ダウンロードしたものを iTunes 用に変換してしまえば、後は PC かマックで iPod に転送すればいいだけのことなのですが。実際、『ConvertMovie』(有料) や『MPEG Exporter WMV』(無料) みたいな WMV → MPEG 変換可能なツールなんかも出てますし。
そんな感じなのですが、年内に新しい iPod をさらに発表することはないだろうと思われますけど、年明けにはガンガン出してきそうな予感がします。するってーと、先日書いた Microsoft の『Zune』 のようなものをクリスマスに買ってしまうと、後で猛烈に後悔しそうな気が。。。んー、IT 機器って買い時を見定めるのが難しい。でも、クリスマスまでまた3ヶ月以上ありますからね。ゆっくり考えます。