安いお米を美味しく食べる

米国産の長粒種のコメに遺伝子組み換え(GM)が行われた、それも審査前のものが通常のコメに混入していたと、米政府が発表したそうですね。それを受けて厚生労働省が米国産長粒種のコメの輸入を停止したとか。

またですか?アメリカの管理不手際。BSE だけじゃないんですね、いい加減なのは。

アメリカは食品衛生に関してはものすごく厳しいのですが、管理面などはいい加減です。また、「衛生」ではなく「品質」においては、かなり疑問な点があります。GM 作物については、特にトウモロコシの輸入規制に関しての批判合戦を欧州と応酬しました(あれ、また駄洒落をやっちまった)。欧州は GM 作物に厳しいのですが、アメリカが
「俺さまのところの食品を食べられねぇとはどういうこった」
と詰め寄った訳ですね。その前に管理をちゃんとして欲しいのですが。

今回は長粒種の米ということで、あまり日本人には影響ないのですが、短粒種だってどうんなもんか分からないですね。こちらで販売されている日本の米は、日本から輸入したわけではなくて、日本の米を品種改良してこちらで生産しているものです。だからちょっと怖い気もします。GM 作物だったとしても、表示されないですから、こちらでは。

でもそれ以前に、(こちらの物価からすると)お米も結構高いんです。どこでも売っている訳じゃないですから、買ってくるのも大変。なので大きな袋で買いだめしています。20キロとか30キロくらいの大きなものを3〜4袋一度に買うのですが、そうなると値も張りますよね。そこで最近は安い韓国米に代えたんです。

見た目にも日本の米とは違いが分かるもので、短粒種というよりは中粒種って感じですかね。分類上は短粒種のようですが。そして炊いてみると、やっぱりパサパサしている感じで、もちもち感がない。特に炊いてからしばらくすると、お世辞にも美味しいとはいえません。もちろん、日本的な食べ方をする場合の話ですが。

でも、実はこのお米を美味しく食べる方法があるんです。料理そのものを米に合ったものに変えるという手もありますが、日本の料理に合った味に変えてしまう方法が。それには、「にがり」と「はちみつ」を使います。

お米を研いだ後、浸けて置くときに、にがりを数滴、そしてはちみつも同じくらい垂らしてよくかき混ぜます。すると、ふっくらとした、つやつやのご飯が炊けるんです!味もかなり良くなってます。ヘタな日本のお米を買うよりもずっと旨い。これ、お薦めです。

では何故「にがり」と「はちみつ」がいいのでしょうか?にがりについては、日本でかなりブームになったようなので、今更説明はいらないでしょう。とにかく味がよくなるのは確かです。はちみつですが、これは寿司などにも使われているそうで、米のつやを出す効果があるそうです。誰が考えたのか知りませんが、先人の知恵というのはすごいですね。

我が家ではこの他に、粉寒天も混ぜてます。味などは変わりませんが、流行りのダイエット効果があるかなと思って。今のところ結果は出てませんけど。。。

ま、騙されたと思って一度試してみてはいかがですか?少なくとも、味が落ちることはない(ハズ)ですから。