太陽系の惑星が12個に?

先ほど今日の仕事が終わったので(本当は終わってないんですが、疲れたので切り上げました)、ちょっとニュースを見てました。そしたら、太陽系の惑星が3個増えて12個になるかもって記事が出てましたね。ということで国際天文学連合のサイトをちょっと覗いてみました。

すると、ちゃんと正式な発表が出てますね。英語ですが、詳細はここに出てます。本当はざっと訳してここに書いてみたい気もするのですが、勝手に訳すのはまずいのと、
疲れていてやる気がない
ので省略します。すみません。

この発表を読むと、国際天文学連合では主要惑星を「8個」としています。冥王星は実はまだ、正式に惑星と認められた訳ではなくて、グレー・ゾーンだったんですね。つまり、ニュースは「4個増えて12個になる」可能性があるってことになります。ま、一般的には冥王星を惑星とする考え方が大勢を占めてますから、それはそれで間違いとは言い切れないですけど。

惑星もどきの天体は、2005年の観測で多数発見されました。第10惑星(愛称「ゼナ」)と呼ばれる天体もその1つで、今回正式に惑星に格上げされる候補にもなっています。何たって、冥王星より大きいんですから。今回冥王星は惑星としての地位を守るようなので、それより大きくて実は衛星(愛称「ガブリエル」)まで持ってる第10惑星が惑星になる可能性は非常に高いでしょう。

(余談ですが、ゼナという名前はアメリカの人気テレビシリーズに出てくるヒロインの名前で、ガブリエルはゼナの相棒の名前です。。。ふーん。)

第10惑星というと、むかーし、宇宙戦艦ヤマトのどっかの場面で(てきとーです)「第10番惑星」という星が出てきました。宇宙人ならぬ変な宇宙生物みたいのが出てきたような気がします(懐かしいー)。あの頃はそんなものがあったらすごいなぁーと無邪気に思っていたのですが、現実に見つかってしまった時の興奮たらなかったですね。宇宙は広いです。

他の候補は、冥王星の衛星だと考えられていたカロンという天体と、小惑星に分類されている「セレス」の2つです。もちろん、冥王星も学会のお墨付きをもらうチャンスです。

カロン冥王星の7分の1程度の大きさらしく、衛星にしては大きいんですよね。それで、二重惑星じゃないかって提唱する学者も前からいたそうです。衛星にしたら大きいって言ったら、地球の月だってそうですが。ちなみに月は、冥王星より大きいんです。月は特に太陽系の中でも不思議な天体なんです。でもこの話は今回はしませんけど。

いやー、まだまだ身近な太陽系で分からないことはたくさんあります。まさに「惑う星」ですよ。もっと大きなスケールになると、ほとんど分かってないようなものでしょうね。だから面白いんです、天文学って。

さてこの候補者達、実際に惑星として認定されるかどうかは、25日まで開かれている学会の間に決まることになってます。楽しみですね。