首相の靖国神社参拝についてもちょっと思う

ここでどうのこうのと言うよりも、国内では既にいろいろな議論が巻き起こっていると思うので、深入りはしないつもりです。でも、やっぱりちょっと思うところがあるので、あまり議論されていない(だろう)部分をつっついてみたいと思います。

小泉さんが靖国神社を参拝したその日、九段下駅周辺は大混乱していたようです。身内がその近くで仕事をしているので、当日は駅から出るのも大変だったとの話を聞きました。首相がとっくに神社を後にした9時近くのことです。ものものしい警備と交通規制。これって、もちろん
税金で賄われている
んですよね。

「心の問題」と一言で片付けるのは結構ですが、そのために使われる税金は「15日の参拝には賛同しない」とした多くの国民のお金から拠出されている訳です。小泉さんが聖霊たちに手を合わせること自体は悪いことじゃないと思いますけど、「個人的」にだか知りませんが戦犯に対しても手を合わせるために、誰が税金を使っていいと言ったのでしょうか?そんなに「15日」にこだわって参拝するのなら、警備や交通規制に使ったお金を自腹で払ったらどうでしょうか?玉串料(でしたっけ?)というは自費で払うのか、首相として払うのか、これだって国民の多数の同意がないのなら、勝手に決められることじゃないと思うのですが、どうでしょうか?

問題の本質から見れば小さなことかも知れませんが、どうでもいいことでもないと思うんですよね。信念とか何とかっていう難しいことの前に、納税者の皆さんが税金の使い道という視点からも考えてみたらどうでしょうか?まあ、カナダに住んでいて日本で税金を払っている訳じゃないですから、あまり偉そうなことは言えないのかも知れませんが。。。