不運続きの今大会

今日はカナダ対米国の男子アイスホッケーの試合があり、街中はかなり盛り上がってました。もう、うるさいったらありゃしない。で、結果は5対3の負け。カナダが米国に最後の負けたのは1960年のこと。言い換えれば、地元開催のこの一番大事な時に、50年ぶりの負けを喫っしたってことです。ありゃりゃ。しかもその時は、米国が金メダルを取ってます。ふ、不吉だ!

カナダにとって、いや、五輪にとって残念なニュースはそれだけではありませんでした。女子フィギュアスケートのカナダ代表 Joannie Rochette 選手に不幸がありました。彼女の両親はモントリオールから昨日の土曜日にバンクーバー入りしたばかりでしたが、日曜、つまり今日 (あ、もう日付が変わってますが) の朝早く、母親が急死しました。享年55歳。突然の出来事だったようです。

詳細についてはプライバシーを理由に明かされてないようですが、Rochette 選手はお気の毒というほかありません。でも、朝6時にその知らせを父親から受けたあと、11時には練習に戻ったそうで、気丈に振舞っているようです。彼女は23日の火曜日 (日本時間で24日の水曜日) に、日本人選手に挟まれて26番目に演技します。Rochette 選手もメダル候補の一人。カナダにいる身としては、彼女にももちろん頑張ってもらいたいと思います。

それにしてもバンクーバーオリンピックは不運続きです。初日にはリュージュの公式練習で死者が出て、開会式では聖火台の脚が一本出ないという前代未聞の失態。その後もスケルトンやボブスレーでけが人が続出しており、今日もスキーで転倒した選手が動けなくなり担架で運ばれていくのをテレビで見ました。

山には雪がないため、足場の安全性が確保できないからとすべての立見席がキャンセルされ、日本円にして1億円を超える払い戻しを行っています。オリンピック反対を唱える暴徒も店舗のガラスを割ったりして暴れてますしね。もう、何もかもが悪い方向に向いている気さえします。

ただ、公式オリンピックは飛ぶように売れています。マスコットの人形やキーホルダー、手袋など、ありとあらゆるものが売り切れに。そんなに欲しいと思うような品ではないんですが、群集心理なんでしょうね。広場などで応援が盛り上がると、そういうグッズが欲しくなるんですよ。ほんと不思議ですが、あの熱気に包まれると、一体感を味わいたくなる (だから敢えてその中に行かないようにしてますけど)。そしてオリンピックが終わると、大抵は物置の中でホコリをかぶっているんでしょうね。買った人は、せめて大事にしてくださいよ。

さて、実はオリンピックが始まってからちょっと仕事が入って忙しくなってきました。これから見たい競技がたくさんあるけど、見られないものも出てくるかなぁ。これも不運というべきでしょうかね?