太郎さん、親と同じ道を進むことと政治家の世襲とは違うでしょ

朝日新聞によると、麻生さんがこんなことを言っていたそうですね。

「親の跡を継いで悪いことは何もない。間違いなく親の背中を見て子どもが育つ。親の背中を見て、『おれもああなりたい』と思ったおやじは良いおやじだ」 (朝日新聞より)


親の跡を継ぐこと自体、悪いことじゃないのは確かです。この言葉だけを見る限りは、麻生さんの言っていることに問題はないでしょう。

でも、政治家の世襲というのは、公職としてのポストを、あたかも個人のモノのように扱っていることが問題なんだし、選挙という土俵で初めから政党の支援をほぼ無条件に受けているというのは、公平なことじゃない。しかも、それを当たり前のことだと勘違いして、親の影響力を利用して、実力もないのに「自分は大物政治家」だとか思い込んでしまう。そういう悪影響があるから問題だっていうことが、太郎さんには理解できないんでしょうね。

そう、太郎さんは、理解できてないんですよ、いろんなことが。

太郎さん自身、そういう立場でずっとやってきた人だから、他の立場にいる人の視点に立つことができないんだろうな。そして、そういう人が、国のトップにいて、平然と政治家の世襲制度を擁護する。。。あららって感じかな。ま、理解できない人に文句を言ったところで、文句を言われている理由や、文句を言われていること自体を分かってないんだろうから、暖簾に腕押しですね。

国の借金返済のために、税金を上げることしかないと言い切ってしまうことも含めて、やはり世襲で出てきた政治家には、庶民生活の実情や国民感情が理解できないんでしょう。だからこそ、世襲で議員になるのは問題だってことは、太郎さんじゃやっぱり分からないだろうなぁ。本当に、今の自民党って人材がいないんですね。

世間では、若くて優秀な人材がたくさん職を失っているんだから、太郎さんと取り替えた方がずっといいと思うけどなぁ。さすがに首相は一般人から選出できないことになっているけど、大臣クラスはもっと民間人を取り入れればいいのに。それだけで、世襲の悪影響はだいぶ減ると思うんですけど、世襲クラブ (麻生太郎会長?) が黙ってはいないんだろうな (笑)。