Vancouverites (バンクーバー人) の関心事は・・・

今日4月30日のバンクーバーでの話題は、1) 地元ホッケーチーム、バンクーバー・カナックスプレーオフ準決勝第1試合、2) クライスラーの破綻、3) 今日は税金申告の最終日、4) 豚インフルエンザの感染拡大、という感じでしょうか。カナックスは、北米ホッケー (アイスホッケーですよ) リーグのプレーオフ準決勝に進出し、今夜からシカゴ・ブラックホークと地元で対戦します。カナックス以外はすべてアメリカのチーム。ここはガツンと、カナダの強いところを見せないと! Go! Canucks Go!

ちなみに今日もまた、BC 州だけで5人の豚インフルエンザ感染者が確認され、合計11人になっています。他の州でもどんどん見つかっており、カナダ全土でうじゃうじゃ豚インフルエンザ菌が増殖している状態です。 (おおっ怖)

ほんとに、毎日毎日感染者数の増え方がすごくなってますね。北米での死者は、メキシコから旅行に来ていた幼時がテキサスで亡くなった1例だけなのでそれほど恐怖感はないですが、感染したら隔離されて仕事もできないし、やっぱり大変です。フェーズ6になんかなったら、国外に出ることも禁止されかねないので、経済的な混乱はすごいでしょうね。

これだけ急激に感染者が増えてくると、いったい今日はどこでどれだけの感染者がいるのか、なかなか分かりにくくなってきます。でも、CBC のサイトで、分かりやすい分布マップを提供していてくれます。ただ、韓国は入ってないみたいですね。南米でも出ているはずなのに。アジアとアフリカが汚染されていないことは何よりですが、このマップ、信頼性はどうなのかちょっと疑問? (まあ、カナダの人のやることですから / 笑)

世界の感染者分布

ところで、日本でも感染が疑われる人が見つかったようですね。高校生とのことですが、BC 州を旅行していたとのことです。えーっ! でも、バンクーバー市内で感染したとは思えないので (BC 州の感染者はバンクーバー郊外の人で、市内ではないようですから)、メキシコ人がアジアへの経由地として利用しているバンクーバー空港や、機内で感染したんじゃないかと思います。

この高校生が乗っていた飛行機は、メキシカーナ航空とのコードシェア便となる JAL17便らしく、メキシコ人が沢山搭乗していたはずです。当然、このメキシコ人たちも成田で降りてますから、その人たちがどういう行動を取ったかも気になりますね。

(ちなみにバンクーバー→成田間には、JAL 11便も飛んでいます。逆方法はそれぞれ18/12便。そして、11/12便はメキシコまで行かないので、まだこちらの方が安全だとされています。どうしてもこの航路を利用しないとならない場合は、11/12便を使うようにするといいですよ。すでに5月30日までの搭乗分については、無料でキャンセルできるようなので、心配な方は旅行等を取りやめた方がいいと思います:JAL の「新型インフルエンザ発生に伴う航空券の特別な取り扱いについて」)

ただ、この高校生はまだ豚インフルエンザに感染したと確認された訳でもないですから、パニックになる必要はないでしょう。仮にそうだとしても、症状は普通のインフルエンザと同じ程度のようなので、心配しすぎる必要はありません。むしろ、不必要にタミフルなどを使ってしまう方が、菌の耐性を強める危険性があるので問題です。インフルエンザの症状かなと思った場合にのみ、すぐ検査を受けるようにすればいいでしょうね。

それにしても、世界中の無実の豚さんが大量に殺処分されているようなので、それが可愛そうです。鳥インフルエンザ狂牛病の時もそうでしたが、仕方がないとはいえ、家畜は気の毒ですね。



ところでクライスラーの破綻ですが、これは大部分の人からすれば当然という感じです。いつまでも政府が助けてくれるだろうという慢心さがあり、経営努力を怠ってきたからです。労働側もしかり。自分達の言い分ばかりで、国民に負担 (カナダもそうなので) をかけることを何とも思っていない。悪質な政治家よりもたちが悪いですよ。

それに、クライスラーを破綻させることは、GM に対する大きな圧力になります。GM も今のままでは、いくら政府が支援しても立ち直れないでしょう。抜本的な改革を進めるには、GM にも倒産してもらうか、それに近い大改革を実施してもらなわいとなりません。残り一ヶ月でどれだけ GM が本気になれるか、それが今後の景気の行方を占う上で大きな要素になるでしょうね。



さて、我が家の一番の感心は、新しい仕事を見つけること。豚インフルエンザよりも、カナックスよりも、何よりも仕事です。頑張らなくては。豚インフルエンザなんかにかかってられないんだよぉ!