キーボードが壊れるの巻

先日、ちょっとびっくりしたことがありました。メインで使っている Vista 搭載ノートパソコンにログインできなくなってしまったんです。パスワードが間違っているとはねられて。一般ユーザーでも、管理者でもダメ。Vista ではパスワードのリセットという機能があるんですが、これを使うためには、予め専用のディスクを作成しておく必要があります。でもそのディスクを作成してなかったので、手のうちようがない。

困った末、画面をよーく見ると、入力言語が日本語になっています。  (なんで?)

「パスワードは英語で登録したから英語じゃないとダメだよな。でも普通、パスワード入力の場合は自動的に英語入力になるんじゃないの? 少なくとも、Vista 以外の、これまで使ってきたすべての OS でそうだったけどな。でも、一応試してみるか」

ということでマウスで入力言語を英語にすると、問題なくログインできました (ちなみにキーボードではうまく変わりませんでした)。

でも、今までこのマシンでこんな現象に遭ったことはありません。ログイン時の入力言語を変えたこともないし、勝手に入力言語が切り替わるなんて、なんでだろう。気持ち悪いなぁ。Vista が早くもおかしくなったのかな?

ということで事なきを得たように思ったのですが、昼間仕事をした後しばらく放っておいたら、今度はキーボード (USB 外付け) がまったく反応しなくなりました。キーボードのパワーランプも点いてないし。前に別のノートパソコンで使っていた時も、ログインするまでは外付けのキーボードが反応しないことが時々あったので、その症状かと思い再起動するも結果は同じ。念のためシャットダウンして、電源コードを抜いて20秒ほど待ち、完全に放電してから電源を入れても、やはり同じ。どうもキーボードが壊れたようです。

それでは、ということで、あまり使ってない Linux マシンのキーボード (IBM 製) と取り替えたところ、すぐに反応しました。うーむ、安物 PC に付いてきたキーボードだからダメだったのかなぁ。

ま、とりあえず使えるようになったのでいいのですが、キーボードが壊れたのは、パソコン暦二十余年で初めての経験です。結構丈夫なんですよ、キーボードって。それに、割ときれいに使ってたつもりなんだけどなぁ。でも掃除してないしな。まあ、キーの刻印が読めなくなりつつあるほど使い込んでいるので、やっぱり寿命ってことも考えられます。仕事上、かなりハードに使いますからね。

ところで取り替えた IBM のキーボードは、さすがに使いやすいですね。キータッチの感覚が絶妙なんですよ。軽すぎず、重すぎずで。前にパソコンショップでいろんなメーカーのキーボードを叩いて比較したこともあるんですが、やっぱり IBM 製が一番使いやすかったのを覚えています。だてにパソコンのハードを作り上げた会社じゃありませんよ (今はレノボになっちゃったけど)。

ただ、さっきまでめちゃくちゃ軽いタッチの (カチャカチャうるさい) キーボードで慣れていたせいか、入力を急いでいると、前に押したキーが後に押したキーよりも後に反応してしまい (恐らくキーを奥まで押すタイミングが指によって異なるから)、例えば日本語の「の」を入力するのに「n」->「o」と押すと、なぜか「おn」となってしまったりします。これが結構頻繁に起こるので、慣れるまでキー入力のスピードが少し落ちそうです。ま、しゃーないか。

それにしても、Vista 自体がおかしくなった訳じゃなさそうなのでほっとしました。もう、新しいパソコンを買う余裕なんてないですから。パスワードの件も、たぶんキーボードがおかしかったせいで、切り替えのキーが内部的に押された状態になってたのかも知れません。パソコンがおかしい時、「まずケーブルを疑え」という言葉がありますが、マウスやキーボードなどの入力機器も最初に疑った方が良さそうですね。