よいお年を

今年は、個人的にも、世界的にも、いろいろあった1年でした。特に後半の不況の影響は深刻ですね。それ以外にも暗いニュースが続き、仕事もなくなり、家を失う人も増え、食べること、つまり生きていくことがこんなに大変な時代は、今の世代の人間にとってはこれまでにないことのように思います。まさに「平成飢饉」とでも呼べる感じがします。

こういう飢饉の時、昔は農民が苦しむ中、それでも構わず年貢を取り立て続けた暴君だけが贅沢を続けていたんでしょうね。もちろん、国の情勢を案じ、私財を投げ出してでも家来や領民を守ろうとした名君もいたとは思いますが、結局は一般市民が犠牲を払い、官僚や役人がぬくぬくと暮らしていったんだと思います。

今も、国民の苦しみを理解せず、不況吹き荒れる中でも何のためらいもなく高級バーに通うお偉いさんがいるようで、日本の構造は何百年経ってもあまり変わってないのかも知れませんね。ま、日本に限ったことではないでしょうけど。

今年、個人的には、仕事でもいろいろありました。実は先日から取り掛かるはずだった案件も、2ヶ月近いごたごたが続いたあと、結局キャンセルとなりました。不況の影響だけでなく、翻訳会社のあまりにひどり不手際がいくつも重なったことが大きな原因でした。こちらの対処のしようがない要素に巻き込まれることが、今年は多かったように思います。最後の最後でこうなるとは、まったく今年の運気がなかったことの現われのようにも思えます。。。



日本はもうすぐ2009年。こちらも新年まで24時間を切りました。年が明けても、また雪が降る予報になっていますが、来年こそは雪解けを迎え、公私共にいい年になればと思います。

それではみなさん、どうぞよいお年を迎えてください。来年も、どうぞよろしくお願いいたします。