ボクシング・デー

今日12月26日は、プレゼントの箱を開けるという意味の「ボクシング = box・ing」デーです。でもよく考えてみると、イブの24日の夜にプレゼントを用意しておき、25日の朝にプレゼントを開けるんですよね。なんで26日を特別にボクシング・デーというんでしょうか? これも業者がつくった、バレンタイン・デーのクリスマス版みたいなもんなんでしょうか。



さて、この日、多くの小売業者が一年間で最大規模の大安売りをして客を呼び込みます。それこそ、3割、4割は当たり前。7〜8割引きの商品だって珍しくありません。それを目当てに、気の早い人はクリスマスの夜から並ぶこともあります (今年はひどい天候なので、さすがに夜から並んだ人はいないと思いますが)。店の方も、朝5時や6時からオープンする所もあり、人気のある店は入場制限が行われます。こちらの人は並ぶのが嫌いなんですが、それでもこの日だけは文句を言わずに、ひたすら並びます。

北米では年間の売り上げの3割程度を、この12月のホリデー・シーズンだけで稼ぎあげるそうです。そんなに割引をしてもそれだけ売り上げるんですから凄いですよね。

ただ、今年は例年よりもシーズン期間が短く (サンクスギビング明けからクリスマスまでなので、サンクスギビングの日付次第となり、今年は去年より5日間も少ない)、100年に一度とまで言われる昨今の不況と相まって、売り上げが伸び悩むのではないかと思われていました。しかし今日は、雪が積もり、路面が凍ったままの早朝からあちこちで行列ができるほど、消費者の購買意欲は健在でした。ま、この日のために、今まで買い控えていたとも言えますが。

しっかし、バンクーバーダウンタウンは午前9時前から雪が降り出し、午後にかけて猛吹雪になったんですが、それでもみんな大きな荷物を抱えてましたね。8時ちょっと前にならないと空が明るくならないんですが、その時間帯に出て行ったにも関わらず、すごい行列をいくつか見ましたよ。みんな気合入ってるなぁ。



そして今日の獲物は、定価100ドルが20ドルになっていたオーディオハブや23ドルの16GB USB メモリなど、いくつかの小ぶりな商品でした。だって、この不況ですから、必要ないものを買う余裕はありません。大物ではないですが、手堅く後悔しないものだけを手に入れられたので、満足してます。  (えー、えー、安上がりな男と呼んでください!)



さ、これであとは、ひたすら仕事です。ちょっと厳しいスケジュールの仕事が入っているので、正月はほとんど返上だろうなぁ。ま、日本のように正月はのんびりしてないですからね、こちらは。元旦だけは休日ですが、2日からは平日ですから。

でもね、この不況の中、寒い外に一歩も出ずに仕事ができるなんて、考えてみたら幸せなことですよ。頑張らないと、罰が当たりそうです。

よし、気合入れていこう!