セキュリティ・ソフトをどうするか

うちの Toshiba Satellite L300D には、試用版の Norton360が入っています。期間は60日間と、試用版にしては長い方だと思うのですが、そろそろ期限切れが近づいているため、早く正規版を購入しろと表示がうるさく出てくるようになりました。

そこで、セキュリティ・ソフトをどうするかを考えました。

選択肢は次の3つです。

1)Norton360の正規版を購入する
2)Norton360以外の製品を使う (別の Norton 製品も含む)
3)FirewallVista 標準のものを使い、後は無料のツールを使う

選択肢の(3)ですが、現行のメイン・マシンなどではこの形になっています。設定さえしっかりすれば、無料のものでもかなり安全度は高いと思います。ま、それなりの知識は要求されるし、何でも自動でやってくれるわけではないので、面倒ですけどね。(Vista 標準の Firewall は、非常に優れているようです。わざわざ市販の製品を買う必要がないくらいです。MS にしては、頑張ったなって感じですね。)

ただ、XP まででうまく機能していたからと言って、Vista でも同じような効果があるかどうかは別問題です。なので、今回は無料のツールはやめて、大人しく有料の製品版を購入することにしました。

となると、どの製品を購入すべきかってことが問題になります。また、安全度が高いことはもちろん必須条件ですが、使い勝手や値段なども考慮しないとなりません。重すぎて作業に支障が出たり、ウイルス・チェックに時間がかかりすぎてマシンを落とせなくなるようでは、本末転倒ですから。

ということで、各製品の評判などをチェックしてみました。



まずは Norton360ですが、これはかなり不評のようです (汗)。ただしこれは性能が悪いというのではなく、
他のタスクがまともにできなくなるほどリソースを食いつぶす
ので、使ってられないというのが大方の意見のようです。

でも、うちの Vista マシンではリソースが食いつぶされることもなく、他のタスクが遅くなることもないようなので、大丈夫のようです。つまりは、それなりのハードウェア・スペックが要求されるセキュリティ・ソフトだってことですね。

ま、うちのマシンだってまだ本格的な作業をしたわけじゃないので実際にはどうなるのか分からないですけど (メモリの増設はそのためもあります)、酷評していたユーザーのスペックに比べるとはるかに優れているようなので、たぶん気にするほどじゃないでしょう。技術レベルの高い人には、結構評判いいようですし。

ただ、金額がちょっと。。。一応3ユーザーまで使える製品ですが、うちでリソースが食いつぶされない程度のスペックを持っているのは、新しいノートパソコンだけ。となると、実質1ユーザー分しか使えないのに高いお金を出すのはどうよって感じです。2ユーザー分を誰かに売っちゃうってのも、ライセンス違反ぽいしなぁ (ちゃんと調べてませんけど)。うーむ、微妙。



次に、やはりオールインワン型の Kaspersky Internet Security 2009Kaspersky はウイルス検出能力でぴか一の性能を誇っており、信頼性は抜群です。ただ、前身の Kaspersky Internet Security 7までは、かなり重たいという評判でした。未知のウイルスなどを検地する機能にも欠けていたようですが、2009版になってかなり改良されたようです。

元々気になっていた製品なので、これはいいかも。日本では1ユーザーしか使えない製品が主流のようですが、こちらでは最低でも3ユーザーからになっています。値段は本来 Norton360と同じくらいするのですが、実は今週、Future Shop で29.99ドルのセールになってます。要求されるスペックも Norton360ほど厳しくないので、XP マシンも合わせて3ユーザー分使えるだろうから、
1ユーザー当たり10ドル
で買えることになります。これはお得!

設定などはかなり複雑で、初心者には敷居が高いと思われていたのですがやはり2009版からは大幅に自動化が進んでいるようで、設定に時間を取られることも少ないようです。

また、「セキュリティ・キーボード」という機能があって、パスワードの入力をソフト・キーボードでできるようになってます。万一キーロガーが仕掛けられていたとしても、パスワードを盗まれずに済みます。


これはいい! いい!


そして、マイコミジャーナルのサイトには、インストールから機能の設定まで、非常に詳しく書かれたハウツー「ゼロからはじめるKaspersky Internet Security 2009」が掲載されています (全14ページ)。これを見ながら設定をすれば、まず分からないことはないでしょう。説明は日本語版用で、うちでは当然英語版を買うのですが、機能に違いはないだろうからありがたい参考書になります。

もう、この時点で Kaspersky Internet Security 2009を買う気満々です (笑)。実際、この製品の評判をいろいろ調べてみましたが、値段が高く1ユーザー用だということ以外で不満な点が挙げられている記述は見つかりませんでした (旧版ではいくつかありますけど)。



うん。これはもう決まりでしょう♪



ちなみに、もちろん他の製品もチェックしたのですが、検出率が落ちるものもあるし、重たいというものもあります。ま、うちのマシンは Norton360で大丈夫だったから、重たさは問題ないでしょうけど。

あとは、ウイルス・チェックにかかる時間でしょうか。Norton360はちょっと遅いようですね。Kaspersky Internet Security 2009は、旧版はかなり時間かかっていたようですが、これも驚くほど早くなっているそうです。むむ、ここでもポイント高いですねー。



ということで、やっぱり Kaspersky Internet Security 2009を使うことにしました。セール中に買ってこなくては。

ただ、試用版をサイトから落とせるので、まずはそれを使ってみるつもりです。試用版は期限が30日間 (日本語版はキャンペーン中なので今なら60日間) ある以外、製品版と同等です。試用期間の分だけ長く使えるってことだし、一応実際に使ってみて、良し悪しを判断できますからね。ダメそうだったら返品しちゃえばいいし (カナダは返品天国です/笑)

これでノートパソコンを予備の作業マシンにする手はずは大体整いました (メモリとセキュリティは決めただけで実施は先ですけど)。あとは、VMwareWindows2000 & Trados5.5環境を整えれば完了ですが、これもたぶん問題ないでしょう。

しかーし、今夜また急な仕事が入ったので、それもまた少し先延ばしになりそうです。。。仕事中、傍にあるこのノートパソコンを見ると、つい作業をさぼって触ってしまいそうになるので、遠いところに置いてこなくちゃ。