メモリー購入再考

昨日、30ドルでセール中の新しい PC-5300のメモリを2枚購入すると書いたのですが、1日で撤回です (政治家みたいだなぁ)。Corsair というメーカーの製品ですが、別にこれが悪いからという理由ではありません。むしろ、ユーザー・レビューではかなり評判がいいようです。正直、品質にも値段にも文句ありません。ただ、このセールは「Web Only」でのものだったんです。orz

昨日も書いたように、オンライン・ショッピングは (必要に迫られない限り) しない主義です。なので、いくら安くてもこの製品を買うことは諦めました。

でも、
ただ諦めるんじゃシャクなので、もっと理由をこじつける
ことにしました。    (はい?/汗)



まず、(1) デュアル・チャンネルが確実にできるかどうかって辺りからこじつけてみましょうかね。それには、デュアル・チャンネルの問題点を列挙するのが一番でしょう。

  • 異なるメーカー製のメモリを組み合わせた場合、読み書きタイミングの微妙な違いにより、デュアル・チャンネル・モードにならないことがある (今回は同一メーカーで揃えるつもりでしたけど)
  • 同じメーカー製で同じ仕様の製品であっても、ロット番号が違うだけで極たまにデュアル・チャンネル・モードにならないことがある
  • メモリ同士の相性、メモリとマザーボードとの相性によって、デュアル・チャンネル・モードにならないことがある

(注:ただし、最近のマザーボードは賢くなっているようで、多少の違いは吸収してくれるみたいです。それも相性次第ですが。)

次に、(2) 今すでに搭載されているメモリを活用しないのも、PC-6400に対応しているマシンでわざわざ PC-5300を使うことも、もったいないってことが挙げられます。PC-5300と PC-6400とで実際にどの程度の「体感」速度差があるのかは分かりませんが、やはり PC-6400を使うことで、何となく早いだろうって気がするはずですから。   (そういう「気分」というか「安心感」みたいなのは大事だよね?ね?)

そして、(3) PC-5300のメモリを2枚購入するよりも、PC-6400を1枚購入する方が安くつくってことです。PC-5300のメモリが2枚で60ドルなのに、PC-6400のメモリが1枚なら、40ドルで済みます。近場の Future Shop だと65ドルになっちゃいますが、セールの時もあるし、バス代と時間をかけてパソコン・ショップに行けば、安く売ってますからね (もちろんバス代を差し引いてもお得ってことですよ)

さらに、(4) 仮にPC-6400を1枚購入して現在搭載されているメモリと組み合わせた時にデュアル・チャンネル・モードにならず、シングル・チャンネル・モードになったとしても、体感差はほとんどないだろうという点があります。ゲームなどの動きの早い動画中心ならまだしも、翻訳作業ではその差が分からないでしょう。むしろ、合計4GB になるってことの方が意義は大きいです。



ということで、昨日あれだけ強調した「安全策」はどこへやら、現代人が溺れる実利主義優先で考えることにより、PC-6400の購入を正当化してみました。うん、これで納得して買えます。    (← 慎重とか言ってたくせに、いい加減だなぁ)

まあ、何というか、公明党が今まで批判していた民主党の「農家に対する戸別所得補償制度」を、選挙のために一転してマニフェストに盛り込むようなもので、(政治家が得意な) 都合のいいことを正当化する論法ってやつです。 (汗)



いいんです。自分が納得すれば!



ちなみに、新たに購入しようと思っているメモリの種類は、正確にはこういう規格になります。

2GB DDR2-800 (PC2-5300) SDRAM SO-DIMM 200pin non-ECC  (長いよ)

もっとすっきりした規格体系にしてくれないかなぁ。メモリの種類って、多すぎですよね。進化の系統図並みに広がっていきそうな気がする (それでも一時期よりは淘汰されてきましたけど)マザーボード側で、複数のメモリの規格に対応するってことはできないんでしょうかね。軽量化、高速化、省電力化もそろそろ限界に近づいているんだから、そういうユニークなアプローチがあってもいいと思うんだけどなぁ。ユーザーの利便性ってのは、実際にはいつも後回しなんですね。