滞在期間を延長しました

またまた久々の更新となってしまいました。というか、もうほとんどこのブログを見ている方もいないんじゃないかと思いますが。。。

3月3日に日本に帰国しまして、まあいろいろありました。歯医者の方は現在も通っていますが、やはりかなり大変な治療になってしまい、予定していた帰りの飛行機を変更しなくてはならなくなりました。元々は4月2日の便に乗るはずだったのですが、それを29日まで延ばします。とても1ヶ月では治せない、大掛かりな治療のためです。結局、2ヶ月近くも滞在することになりました。

それにしても、カナダに永住して以来、こんなに長く日本に滞在するのは久しぶりです。カナダの自宅のことは気になりますが、歯の治療を終わらせない事にはどうにもならないので仕方ありません。この際なので、日本での生活を楽しもうと思っています。



ただ、こちらに滞在するのが想定以上に伸びたことで、経済的にちょっと苦しくなってきました (いや、前から苦しいんですけど)。そこで、先の読めない翻訳の仕事だけではなく、短期のアルバイトで少し稼ぐことにしました。

とは言え、単純労働で、期間も短く、すでに入っている翻訳の仕事や歯医者への通院と重ならないように日数も限定しているため、あまりいい稼ぎにはなりません。でも、ないよりはマシですね。



先日は数日間ですが、税務署でのバイトをしました。細かいことは書けないのですが、確定申告のお手伝いをするというものです。日本もようやく eTax という、電子申告のシステムを稼動させたので、パソコンやインターネットに慣れていない人の入力をお手伝いするというものです。

その仕事では、(勤務した税務署の場所柄) 申告に来る人の年収が凄いなと思いました。また、税務署の人が案外気さくで、思ったよりなごやかな職場だなと感じたことが、ちょっと意外でした。あとは、税制について、少し勉強になったことが役に立ちました。

例えば、今回のように一時帰国の際に日本で働いた場合、例えカナダで税金処理をしているとしても、雇用主に源泉徴収を免除してもらうことはできないということです。これは、実際に日本に居住しているからとの理由です (税務署で直接聞いてきました)。

これがもし、日本以外の国に居住し、日本 (に住所のある) 企業から仕事をもらった場合は、源泉徴収を免除してもらうことができます。実際、過去に源泉徴収を無理やりされた会社から、税務署を通して税金の返還を受けたことがあります。

ちゃんと手続きをすれば、払いすぎた税金 (この場合は日本とカナダとで二重に払った税金分) は返してもらえるのですが、ものすごーく時間がかかります。先の返還の場合、半年以上もかかりましたし。。。しかも長い間不適切に徴収されていたにも関わらず、その期間分の利子などは付きませんしね。



で、話を戻しますが、今回お手伝いをした eTax、正直、あまり流行らないのではないかなって感じがします。

eTax で一番便利なのは、ネットを使って自宅からでも申告が可能になり、この場合は還付なら2週間ほどしかかからなくなり、納付の場合でも、必要な提出書類は手元で3年間保管しておけばよく、郵送したり持参する必要がなくなるということです。

でも、自宅のパソコンで申告するには、住基カードを取得し、そのカードを読み取るためのカードリーダーを (自費でそのためだけに) 購入する必要があります。それをわざわざやろうと思う人が、どれだけいるかは疑問ですね。

もちろん、税務署に赴いて、署内のパソコンを使って行うことも可能ですが、時間のない人にとっては、平日の昼間に出向くことは大変です。申告用のパソコンだけを時間外にも使えるようにすればいいんでしょうけど、お役所にはそういう発想はないみたいですし。。。



とまあ、帰国していろんなことがあったのですが、時間のあるときにおいおい書いていきたいと思います。またお暇な時に読んでもらえたら光栄です。