バンクーバーのオリンピックは大丈夫か?

日本で中国製の餃子が問題になっていますが、やはり中国産というか、中国で加工したものは気をつけないといけないようですね。北米でも随分と問題になっていますが、この問題、2010年のバンクーバー冬季オリンピックにも影響するんじゃないかって考えてます。

今年北京で開催されるオリンピックでは、選手向けの食事に特別の食材を用意することになってますよね。つまり、普段庶民が口にしているような食材は安全性が低いということになります。

まあ、中国人以外の人にとっては、その方が安心できるってことですが、地元の人たちはたまったもんじゃないでしょう。



でもそれを他人事として見られないのが、バンクーバーの住人なんです。だって、バンクーバーには中華系移民が多く、北米第2のチャイナタウンがあるくらいで、中国から持ち込まれている食材も少なくないんです。

当然、オリンピックの時に中国産の食材を不安視する声が上がれば、地元で採れた安全性の高い野菜などは選手用に優先的に割り当てられ、不足する食材は中国や米国からの輸入に頼ることになるでしょう。元々、中華系レストランが多いこの街では、今でも中国からの食材を多く輸入しているはずです。

レストランなどでは、どこの食材を使っているかなどの表示はありません。恐らく店員に聞いてもよく分かってないでしょう。そもそも、仕入れ元が、調達先をはっきりさせないこともあるんじゃないでしょうか。そうなると、食べる側はお手上げです。

つまり、2010年のオリンピック開催時には、地元住人は安全性の低い食材しか手に入らないかも知れないってことになります。各国から観戦しに来ている人たちだって同じでしょう。「中国じゃないから大丈夫」なんて道理は通じません。



ここで考えるべきことは、もしこれが実際に起きてしまったら、いったいどうすればいいのかということ。選手や役員、その関係者以外であれば、不安ならバンクーバーに来なければいいだけのことです。でも、地元住民の場合は逃げ場がありません。。。(汗)



どうしよう。



せっかく地元で開催するオリンピックですから、ちょっとくらい競技を生で観てみたい気もします。でもその一方で、食事だけでなくテロや喧嘩・いさかいなども含めた安全性、便乗値上げによる経済的負担交通渋滞、マナーの悪い人たちが増えた場合のゴミの問題、売春婦が商機を謳っていることによる健康・衛生上の問題など、マイナス要因の方が多いんですよね。そうした事を総合的に考えると、正直、別に観なくてもいいやって気になります。

となると、
オリンピック開催時期には日本へ帰国
する方が良さそうかな。無理をして休暇をとり、大金を出してわざわざバンクーバーに来る人から見たら「アホか」という感じかも知れませんが、身の安全を考えると、そこまで真剣に思ってしまいます。

そうだ、誰か (信頼できる) 知り合いがバンクーバーでオリンピック観戦したいと思っていたら、その期間中自宅を安く貸してあげて、そのお金で帰国しようかな。それならだいぶ助かるしなぁ。でも、そんなに長く滞在できるほど暇でお金持ちの知り合いは心当たりないしなぁ。だいたい、ホテル取ってくるだろうし。。。



まあ、なんだかんだと言って、あと2年後の話ですから、すぐですよね。そろそろ真剣に考えておかないと、飛行機のチケットだって取れないかも知れないなぁ。みんなが騒ぎ出す前に、先手を打っておかなければ。



今更ですが、何でオリンピックの開催地になんてなったんだろうって思いますよ。どうか、何事もなく無事に終わってくれますように。