Burger King が Trans Fat King に
あくまでカナダでの話ですが、カナダ保健省が発表した Trans Fat (トランス脂肪酸) 減量の取り組み評価において、一部で熱狂的なファンのいる Burger King が最悪の店だと分かりました。
(ある番組で、名物「Whopper」の販売を止めたと店員から (もちろん冗談で) 聞かされたお客の一部が、世界の終わりのような発言をしてましたっけ。でも、米国に居た頃はは結構食べていて、その気持ちもちょっと分かったりしますが。。。え”っー!)
トランス脂肪酸とは不飽和脂肪酸の一種で、天然植物油にはほとんど含まれず、マーガリンなどの人工的な食用油の生成過程でできる、人体に有害な油です。北米ではかなり注目されてますが、日本ではどうなんでしょうか?
で、Burger King の商品にどのくらいのトランス脂肪酸が含まれているのかというと、フレンチポテトに43.8%、ハッシュブラウンに41.9%、アップルターンオーバーに40.1%、チキンナゲットに23.6%だそうです。つまり、半分弱は有害な油を食べているってことですね。 (うわっ)
ちなみにカナダ保健省が定めた限度量は5%です。。。
これは、カナダ保健省が今年6月に発表した Trans Fat Monitoring Program (トランス脂肪酸モニタリング・プログラム) の中間発表で判明した数字なんですが、すぐさま違反という訳じゃありません。というのは、5%以下にするための取り組み猶予期間として18ヶ月が与えられており、今回はまだ6ヶ月目の時点における結果だからです。
カナダ保健省の Trans Fat Monitoring Program
とはいえ、40%を越す有害な油が含まれているというのはいただけません。ファストフードが大好きな北米人が丸々と太っているのもうなずけますね。ハンバーガーだけでなく、ドーナツが国民的な人気を誇るカナダでは、そちらのトランス脂肪酸も大いに気になります。
で、中間発表の数字を見ると、ドーナツ屋さんも軒並み20〜30%のトランス脂肪酸が含まれているところがほとんどのようです。ただ、カナダでダントツ人気ナンバーワンの Tim Horton は、割と頑張っているようです。
まあ、同じ店でも、商品によってその値は全然違いますから、この店は駄目であっちの店なら大丈夫ということじゃないようです。要は、なるべくファストフードは控えたほうがいいよってことでしょうね。
でも実は、ファストフードの方が、普通の (ちゃんと席について食べる) レストランよりもマシだったりします。というのは、ファストフードにはこうした監視プログラムなどで厳しい管理がなされてますが、レストランには一切そうした規制がないからです。
それどころか、ファストフードにはカロリー表示が義務付けられている一方で、レストランにはその表示義務がないばかりか、調理人や経営者でさえ、どの商品にどの程度のカロリーや油が含まれているかを把握してないことろがほとんどなんです。
まあ、和食は割と油が少ない方だと思いますが、バンクーバーで人気の中華料理なんかは、きっとすごいんでしょうね。具財も中国から取り寄せていたり、中国から輸入している中華街などで購入している店がほとんどだろうし。 (農薬とかすごそう...)
んー、つまり、北米 (少なくともバンクーバー) では、なるべく地元で採れた食材を使い (野菜などは中国産が多い)、牛肉を避け (BSE 検査は全体の2%以下しか実施してない)、遺伝子組み換え原料が大半のマーガリンでなくバターやオリーブオイルを使うようにして (カナダ産のマーガリンの8割は遺伝子組み換え作物を使用)、外食はせずに自宅で料理し、水は水道水をなるべく使わないことが健康に生きていく上で大事だってことでしょうか。。。
(というか、死にたくないならそうするしかないってレベルですが)
あと、アジア人女性はよく襲撃されるし (以前にもありましたが、この1ヶ月間だけでもまた6回あったそうで、か弱い女性を殴る蹴るし、場合によっては棍棒のようなものでめった打ちにし、大怪我させてます) 、iPod などの MP3プレーヤーをしていると襲われて (やはり大怪我するほどボコボコにされて) 盗られるようなので、護身術を習っておかないといけないかも。 (中国人多いカンフーとかがいいかな)
いやぁー、世界一住みやすい都市に選ばれたバンクーバーって、いい所ですね (確かに夏の2ヶ月間は天国だけど)。
引っ越そうかな。。。 (あれっ?)