また国民置いてきぼりの首相ですか

いやー、今ちょっと取り込んでまして、今日は短めにします。今回はアメリカからの仕事なんですが、カナダドルが急騰して米ドルより高くなったもんだから、これまたもらう額が目減りしちゃうんですよね。対円でも圧倒的に強くなったし、今は我慢の時だなぁ。

せめて日本経済が強くなって円高に振れてくれれば、かなり助かるんですけどね。為替は純粋に経済力だけで決まるものじゃなく、政治が絡むんですよね。だけど今の政局を見る限り、無理っぽいなぁ。福田さんじゃね。

だって福田さん、小沢さんに大連立を持ちかけたって言うじゃないですか。それも、周りに相談せず、密室の党首会談の席で (別の意味で安倍しちゃったんですか？)。これまた、国民を馬鹿にした愚行ですね。議会政治を何だと思っているのか。参院選で大敗した意味をもう忘れて、議席数さえ確保すればいいという発想。自民党に「ノー」と言うために民主党に投票した国民をバカにするのもいい加減にして欲しい。

安倍さんでガタガタになった自民党を立て直すとか威勢のいいことを言っておきながら、思い通りに事が進まなくなると、結局民主党を味方につけて数の論理で乗り切ろうとする、
単なる他力本願
じゃないですか。

数が多くなれば何でもできる。だから、国民がどう思うかなんて構わずに大連立。何て短絡的で、何て自分本位なんだろう。安倍さん以下ですよ、福田さんは。安倍さんは結局失敗したけど、彼なりに空回りしながらもいろいろやろうとしてたところはありましたよ (今から思えばね)。でも、福田さんは、熱意のかけらも感じられません。

だいたい、首相に就任してから、いったいどんな成果をあげたんでしょうか？ なーんにもないでしょ。誰かが失言すると、そんなこと言っちゃダメじゃないかって国民の機嫌を取るようなことを言い、野党からつつかれると、そういう所は直さなくちゃだめだと大臣に言いつける。具体的な指示を出すのではなくて、単に大臣に「何とかしろ」と言うだけ。
首相が主導しての政策は何もなし。

「消費者重視」の政策を打ち出したらしいですが、これも具体的なことは何も言ってないでしょ。各大臣に「消費者重視」と言いつけただけで、あとはお前らがやれっていう感じ。何これ。

党内からの批判も、国民や野党からの批判も、低姿勢でかわしているだけじゃないですか。これじゃ、ただの置物と変わらない。それじゃちょっと不味いと思ったんでしょうかね、やっと何かしたと思ったら今回の大連立構想。福田さん、
実はもうアップアップなんじゃないですか？

しかし、それよりも呆れたのは、この大連立構想を歓迎している青森県連の山内和夫幹事長という人。朝日新聞によると、こんなことを言っているようです。

「いいんじゃない？　民主も自民も、もとは同じような人が集まっているわけだし。日本の繁栄と平和を守っていくという点では同じだ」との考えを示し、選挙制度については「中選挙区制に戻し、自民と民主の２人が当選できるようにすればいいんじゃないか」と語った。　(朝日新聞より)

おいおい、選挙は誰のためにあると思ってるんだよ！ 政治家に都合のいいように制度を変えればいいと、こんなにおおっぴらに言うとは。だいたい小選挙区なんてものも、自民党が自分達に都合が良くなるために作った制度なのに、都合が悪くなったらまた変えればいいとは。自民党には、こんな人しかいないんでしょうか。　　　　　(たぶんそうでしょう)

民主党に対しても、もとは同じような人が集まっているというのは失礼でしょ。同じじゃないから袂を分かれたんだし。この人、民主党を見下していて、あくまで自民党が一番偉い政党だって心底思ってるんでしょうね。踏ん反りかえっているというか、参院選大敗を受けて改善しようとかする気持ちがゼロの人。そしてそういう人が、青森県連の幹事長をしているという自民党の体質。こりゃダメだ。

いやー、世も末とはこのことでしょう。日本の (自民党による) 政治に未来なし。自民党は完全に腐ってますよ。もし民主党が政権とったら、お願いだから第二の自民党にはならないでくださいね。　　　　　(正直あまり期待してないけど)

(あー、結局今日もそこそこ長くなってしまった。仕事忙しいのにぃ。でも愚痴らないと腹が立って寝られないよ。。。)