自民の悪あがき

自民・公明の両党が「すべての支出について領収書を公開」で合意したそうですが、「行政コストの肥大化防止に配慮して実効性あるものとする」なんて但し書きがあるみたいですね。

つまり、何だかんだと言って、全面公開にはしないつもりでしょう。りっぱなこと、偉そうなこと、強がりを言って、反則ワザで小細工をし、どんな手を使っても「最後は俺が勝つ」と思ってるんでしょうか。



あ、いや、話題のボクシング系の話じゃなくて、自民党とか首相がですよ。



しかし、よくもまあ、ここまで国民をバカにできるもんですね。「行政コストの肥大化防止」って何ですか? 何を言っているんですか?

昨今の政治家の不始末により国民の目が厳しくなり、叩けば後から後から不正がでてくる政治家の悪行。もし国民の圧力によってしぶしぶ公開され、間違っていたとして訂正された金額、遺憾なのでお返ししますとされた金額、ましてや横領が明らかになった金額など、国民から「騙し取った」金額やその調査にかかった金額を合わせたら、どれだけの額になるのか、自民党さん、計算してくださいよ。

その金額と、そういう悪行を防止するための「行政コスト」と比べた場合、どちらの方が有益なお金だと思いますか? 国民はどちらに賛成すると思いますか?



結局、なーんにも国民の声なんて聞いてないってことですね。



年金問題の時もそうでした。国民に対して、ちゃんと支払ってないふとどき者がいると偉そうに言っていた国会議員のかなりの割合が、実は自分も払っていませんでしたと後から言い出し、自分達のことは
法律を変えてまで支払いできるように細工して誤魔化し、
今じゃこれで文句ないだろうと平気な顔してるわけですよ、議員さんたちは。



しかし時の首相の福田さん。田中真紀子氏から「安倍康夫内閣」だとか言われて (まったく同感ですが)、「私への励ましと受け止めた」と言っちゃうところなんて、情熱とか信条とかのかけらも感じられませんね。こういう人に国民が信頼を寄せると、安倍康夫さんは思っているんでしょうか?

いや、安倍康夫さんもバカじゃないから、そんなこと思ってないはずですよ。問題は、そう分かっていながら平然と国民をバカにしている態度です。国民を裏切っているわけですよ、時の首相は。

でもね、悪いことしてた政治家で、いい死に方した人はいません。それだけのことをしているんだから、それなりに覚悟しているんでしょうね。人間としての生き方よりも、政治家としての「ずる賢い」生き方を選んだ人なんでしょうから。負けたら「切腹する」くらいの覚悟でやってもらわないと。       (いや、だからボクシング系の話じゃ。。。)



でも、安倍康夫さんにはそんな迫力も魅力も実力も感じられないなぁ。だいたい、この人の政治理念て何なんでしょうね。いっそゴアさんにでも、雇われマスターならぬ「雇われ総理」でもやってもらった方がマシなんじゃないでしょうか。政治家辞めても (賛否あるとは言え) これだけ人を弾き付ける力を持った人に、日本の議員で誰か勝てる人、いますか? 少なくとも、安倍康夫さんは足元にも及ばないでしょう。



さてさて、領収書の公開がどうなるか、国会での公明党の出方も気にしながら見ていくことにしましょう。でも、自民党の息がかかった解説者なんかが、偏りのある説明なんかで国民の目をごまかそうとしたら (何度も言いますが、ボクシング系の話では。。。)、安倍康夫さんは早々と退陣させられるかも知れませんねー。その方が国のためかな?

誰かタオル投げる人いませんか?     (オチはやっぱりボクシングでしたか。。。)