中国人のための中国語教室 in Vancouver

今、一番トレンドな (?) 国の1つ、中国の話題ですが、巷で騒がれていることとは一切無関係です。念のため。

バンクーバーには、公営の学校がたくさんあります。運営しているのは市なので、たくさんあるのはキャンパスのことなんですが、その学校は VCC (Vancouver Community College) と呼ばれています。

この VCC の中で、かなり広い敷地を持ち、一般の大学並にカリキュラムを揃えていた Langara College (www.langara.bc.ca/cs) というキャンパスがあるのですが、1994年に施行された the Provincial College and Institutes Act によって独立した運営を行うようになりました。現在は市ではなく、連邦にまたがるコミュニティ・カレッジの連盟に属しています。そして新学期のカリキュラムが組まれると、冊子になって各家庭のポストに送られてきます。

今回も7月中に、2007 Fall Catalogue というカリキュラムの冊子がやってきました。

別に何か授業を受けようと思っている訳ではないので (もう学校での勉強は勘弁してください)、冊子が来たからどうってことないのですが、ちょっと時間のある時にパラパラとめくってみました。

カリキュラムはかなり充実しているんですが、土地柄か、中国人向けのクラスが目につきます。つまり、中国語で授業しちゃうんですね。他の VCC でも、そういうクラスが結構あります。


でも、バンクーバーに多いのは香港系の中国人。つまり、広東語が主流で、本土の北京語はマイナーなんです。それで、北京語しか話せない中国人向けに、広東語のクラスまで用意されているんですね。公共プログラムで。もっとはっきり言うと、
中国人じゃないたくさんの人の税金使って。


何かちょっと違う気がするんですよね。気のせいでしょうか? 中国語を話す人に、カナダの公用語である英語やフランス語を教えるのはいいと思いますが、何で公共教育機関で北京語の人に広東語を教えなくちゃならないのか。まあね、Board Member とか見ると、中国系の人の名前多いですからねぇ。。。

これって、やっぱり民主主義なんでしょうか? 多数を取ったものの勝ち。多数であれば、何でもあり。何か、自民党みたいだなぁ。ここで文句言ったところで、どうにもならないんですが、何かねぇ。