あられに散る、Mac で泣く

いきなりですが、何を隠そう実は煎餅に目がないんですが (?)、あられも大好きなんです (???)。でも、空から降ってくるあられ (= 雹) は好きじゃありません。 (・・・)

昨日は4月1日。気候もようやく安定してきて、日中は15度くらいまで気温が上がる日も出てきました。花粉が舞うので辛い反面、咲き誇る花を楽しめる季節になりました。そして桜は先週のうちに満開を迎え、街中が華やかな気分に浸ってます。

でも、昨日は激しいあられを受けて、
桜の木もだいぶすかすかになりました。
まさか桜も、あられ攻撃で散ることになるとは思わなかったでしょう。それにしても、凄い音を立てて窓に体当たりしてましたからね、昨日のあられは。

4月1日のあられ、そして3月1日の雪と、今年は月が変わる毎に何かあるようです (昨日はソロモン諸島で大地震もあったしね)。天変地異というか、異常気象というか、そういうことを身近に感じます。

そうそう、天変地異と言えば、土曜の夜に映画「アルマゲドン」をやってたんですよ。前に映画館で観たし他にやることもあったので、ちらちら観てたんですが、だんだんテレビの前のソファーに座っている時間が長くなり、最後の方になるとほとんど集中して観てました。

で、ラスト15分のクライマックスに入ったとたん、
画面がブラックアウト。。。
そのまま5分が過ぎ、10分が過ぎ、一瞬映像が映ったと思ったら、また3分くらい沈黙。

で、最後の最後になって、2〜3分くらい、エンディング直前の部分が見えました。

そりゃ、前に観てるし、VHS のテープには録画してあるから諦めもつくけど、録画していた DVD は無駄になるし、クライマックスで空振りさせられた虚無感は切ないものです。とても消化不良な土曜の夜を過ごしたのでした。

あ、こんなことはどうでもいいんです。それより最近もっとショックだったのは、先日書いた実家のマックがとうとうイカれてしまったことです (もう一週間くらい前のことなんですけどね)。修理に出したらロジック・ボード (= マザーボード) がやられてるので、
全部交換するから6万3000円ほどかかる
とか言われたそうです。

幸い (?) ラオックスの延長保証に入っていて、すでに幾ら分か使っていたのですがまだ2万8000円分残っているとのことで、3万5000円払えば直してくれることが分かりました。

ん? でもちょっと待った!

合計6万3000円でこの古い Mac mini (PPC 版) を修理するなら、新しい Intel 版の Mac mini だって手が届くじゃないですか (ちょっと足さないとならないけど)。ネットで調べてみると、もっと安く売っている店もあるようだし。

それなら新しい方がいいですよね?! でも、ここに落とし穴がありました。

Intel 版の Mac は、クラシック環境がないんです。
つまり、昔の OS 9とかが使えなくなる。「そんな昔の OS なんて使わなければいいじゃん!」と思うかも知れませんが、我が家は昔からのマック使いで、古いソフトとかもまだ使ってるんです。だから OS 9が使えなくなるのは困る。

実際、AppleIntel 版の Mac に移行するにつれて、OS 9などのクラシック環境が使える古いマシンの値打ちが上がってます。つまり、壊れた PPC 版の Mac mini を修理して使うことは、それなりに価値があるってことです。

でも、よーく考えてみるとどうでしょうか。新品を買えば、少なくともメーカー保証が新たに1年は付きます。性能が圧倒的に良くなるのは間違いないし、今後また壊れた場合にも部品を確保できる可能性が高い

それに比べて、古いマックを修理して使うと、もう保証はなくなるし使用期間も長くなるのでまた壊れる確率も高くなる。そして今度壊れた時には、部品がなかなか手に入らないかも知れない。もちろん、性能も最新のものに比べて見劣りする。

クラシック環境にこだわるあまり、こうしたマイナス点を忘れてしまっては、後々後悔することになりかねません (実際は、価格差も結構大きいんですけどね)。

そこで、とりあえず新品を購入することにして、クラシック環境は別の手段で作ってしまえばいいじゃないかと考えました。このブログで何度か紹介したエミュレーションって方法です。

Mac のクラシック環境を実現するエミュレータには、Basilisk II SheepShaver などがあります。Basilisk II は Windows 版でしばらく使っていたこともあり、かなり実用的なことが分かっています。

Mac OS X 上、しかも Intel 版の Mac mini で動作するのかどうか心配だったのですが、ググったところ、どうやら Basilisk II も SheepShaver も今ではちゃんと動くようです。あとはどちらを使うかですが、OS 9まで使える SheepShaver でやってみることにしました。

うちにはまだ、初期型のボンダイ・ブルー iMac が現役で頑張ってます。メモリを足してハード・ディスクも大容量のものに変えたので、OS 9を2つと OS X 10.3を入れて楽しんでます。OS 8とか8.5のインストール CD もあるし、他にも Powerbook 145b とかの古いマシンがあるので、必要な Mac ROM や OS も揃ってます。

片や実家の方にも、この3年あまりの間に (今回の Mac mini を入れて) 3回も壊れたマック達が眠っており、こちらもライセンス違反にはなりません (← クラシック環境のエミュレータに興味のない人には何のことかさっぱりですね、すみません)

ははは、楽勝じゃん。

Windows 版 Basilisk II で成功していることもあって、余裕でクラシック環境ができると考えてました。でも、世の中そう甘くありません (というか、最近ついてません)。

SheepShaver は、Basilisk II とだいぶ使い勝手が違います。それに、大丈夫なはずの ROM が、実は細かいバージョンの違いでうまく動作しませんでした。仕方なく、(あくまで合法的なやり方で) アップデータからクラシック環境で ROM を吸い出し、ようやくうまくいきました。

で、ディスク・イメージを作って OS 8.5をインストールしたところ、ディスク・イメージから無事に再起動してくれました。

しかーし
最初の設定に入ってから、ネットワークの項目で先に進みません。ネットで探してみると、同じ状態で断念した人がいるようなので、仕様だと思って諦めるしかないようです。 (泣)

あーあ、昨日の日曜日は、これでほとんど終わってしまいました。消化不良なアルマゲドンの土曜の夜と、無駄に終わった日曜の作業。4月も前途多難な予感がします。

仕方ない。クラシック環境は Basilisk II でやることにしますか。OS 8.1までしか使えないけど、とりあえず必要なソフトは動いてくれるので。

嗚呼、OS 8を持っていて良かった。それだけが救いですよ。でも、いつ作業しようかな。。。