自動車事故

うちの近辺では、よく自動車の衝突事故が起こります。今年に入ってからだけでも、うちの窓から見える範囲で4〜5件は事故がありました。見ていない事故もあるかも知れないので、もっと多いかも知れません。

事故が多発する現場は、直線の大通りで見晴らしがよく、信号もある場所です。渋滞していることが多く、スピードを出しすぎて起きる事故はあまり多くありません。大抵は前方不注意による追突や、左折 (日本での右折) の際にぶつかる事故です。

そして今日もありました。ただ今日の事故は、センター・ラインをまたいで起きたようです。かなり大きな「ガシャン」という音がしたので外を見ると、3台の車が通りの中央で止まっていました。真ん中の車はセンター・ライン上にいますが、上り斜線でも下り斜線でも向きは逆です。U ターンでもしようと思ったんでしょうかね。


自動車事故

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こうした事故が起きると、カナダでは必ず救急車と消防車、そしてパトカーがセットでやってきます。特に消防車は車体が大きいので、2〜3斜線を塞いでしまい、さらに救急車やパトカーがあちこちに止まるので、大渋滞を招きます。

3種類の緊急車両がセットで押しかけるのは、緊急電話番号911をかけた人が慌ててしまい、何が起きているのか、どの緊急車両が必要なのかを冷静に判断できない可能性があるため、とりあえず全部出動しておけば間違いないだろうという考えからです。ある意味かなり親切だし、人間は間違えを犯すものだという視点に立った賢明な規則ですね。ただ、狭い道や交通量の多い通りではすぐに渋滞を起こしてしまうという問題もありますが。

ちなみに今日の事故では、救急車で運ばれた人はいなかったようです。でも、バンがひっくり返ったり、衝突した車の1台が3回転ほどスピンしたりする事故の瞬間を間近で見たこともあり、道を歩くのも命がけだなと最近思うようになりました。横断歩道を渡っていたら、左折の車にひき殺されそうになったこともありますし。。。

アメリカに居た時には、飲酒運転のジープに横から突っ込まれたことがあります。奇跡的に打撲程度で済んだのですが、車はめちゃめちゃになり、ジープに乗っていた恐らく大学生の4人組みは逃げてしまいました。いわゆるヒット・エンド・ラン (当て逃げ) です。真夜中を過ぎていたのですが、近くにいた車は見てみぬ振りをし、ほとんど現場からいなくなってしまいました。幸い目撃者が2人、警察を呼んで証言してくれたのですが、その人達がいなかったら今ごろどうなっていたか。。。ああ恐ろしい。

事故は自分で気をつけていても、向こうからやってきます。道を歩く時には十分気をつけましょう。もちろん車の運転も。