初雪

今日は急激に気温が下がり、夕方には雪が降り始めるとの予報でした。そして午後4時前にふと窓の外を見ると、ふわふわ雪が舞い始めていました。とうとう本格的な冬に入ったようです。

カナダでは、バンクーバーなど西側の一部を除いて、すでに大雪に見舞われているところも少なくありません。バンクーバー近郊でも、氷点下20度を下回る寒さはあちこちにあります。でも、バンクーバー、少なくともダウンタウンでは、これがこの冬の初雪です。

日没時あたりに雪は一旦激しくなりましたが、その後はわずかに舞っているといった感じです。予報では、今夜は10センチほどの積雪が見込まれており、明日には最大で30センチと予想されています。明日の朝は雪化粧した街が見られそうです。

明日からは数日間、日中の最高気温が氷点下になるようなので、道路では積もった雪が凍ってしまうでしょう。こういう時は、市の方で大通りに塩を撒いてくれます。塩を撒くと氷点が下がって水分が凍りにくくなるのですが、塩を撒いてもらえない奥まったところに住んでいる場合は、外に出るのも一苦労です。とは言え、車が滑って事故に巻き込まれることもあるので、大通りの方が安全とは言い切れないですが。

さて、水の濁りですが、ここ数日はだいぶ透明度が増してきました。バンクーバー周辺都市を含む大都市圏を意味する、グレーターバンクーバー地域 (GVRD) の行政当局が発表している濁り度は、通常値の10倍を切るまでに回復しました。

このサイトで示されている数値 (各水源での濁り度) は NTU という単位で示されるもので、1を飲用に適している基準値とし、数字が高くなるほど濁りが増します。先週には、この数字が30とか50というものでしたので、それに比べればかなり改善されました。ただし、煮沸せずに飲める状態になるには、まだ数日かかるとのことです。。

今降っている雪や雨が、そのまま飲用に使えるならいいんですけどねぇ。

寒さも厳しくなり、今日はホームレスの人が凍死したとのニュースもありました。この人たちは、水道の汚れた水を飲むしかなく、煮沸するための手段もありません。ボランティアなどがミネラル・ウォーターを配ったりはしていますが、この冬は例年に無く大変でしょうね。カナダでは暖かいバンクーバーとはいえ、こういう天候や気温を見ると、やはり北国に住んでいるんだなと実感します。