買い物は気分よくしたいものです

昨日電話のことを書きましたが、別の店の広告で、FM トランスミッターが9.99ドルと出ていました。通常価格は59.99ドル。他の店でもほとんど同じ値段です。これは買い! 別に必要に迫られていた訳ではないのですが、あれば便利なことも確かです。ちょうど今日は仕事もないし天気もいいので、バスに乗って店に出かけました。

と・こ・ろ・が・・・

店でその商品を見つけると、表示は59.99ドル。そして棚の上の方に小さい文字で価格訂正のお知らせが書かれていました。「ご不便をおかけして申し訳ありません。広告に掲載された価格の9.99ドルは間違いであり、ただしくは59.99ドルです」という内容で、そっけなくかかれています。えーっ!

でもこれがこちら流。文句を言っても取り合ってくれません。バス代をかけてわざわざ出かけていったのにぃ。

仕方がないので、別のセール品で欲しいものがあったので、そちらを探しました。しかしその商品は売り切れ。店員に在庫がまだないかと聞いても、「いや、もうないね」とつっけんどんに言われました。ふー。

で、その店は諦めて、隣にある大きなホームセンターに行きました。そこでも、前から欲しかった荷物を運ぶための台車が半額の14.99ドルになっており、それをゲットできればバス代も無駄になりません。気を取り直してその商品を探しました。

しかーし、お目当ての商品がなかなか見つかりません。広い店内でようやく見つけた店の人に聞くと、レジの外側にあるからと言われました。そちらの方に歩いていくと、ずらりと並んださまざまな台車。でも、肝心の半額になっている商品がありません。何度もよく探してみると、見本として置いてある壊れた台車がようやく見つかりました。

この商品の売り出しは昨日から。だから売り切れではなく、一時的な品切れの可能性もあります。そこで店員に聞こうとしたのですが、近くに誰もいません。レジでは客が列をなしていて忙しそう。でもじっと待っていても誰も来る気配がないので、レジの一人に「誰か読んでくれませんか」とお願いしました。中年のおばさん店員はメガネの奥の目をしかめ、面倒くさそうにぶつぶついいながら自分の職場に戻っていき、別のお客の相手をしています。つまり無視された訳です。

しばらく待っていると、そのおばさんが何かの用で前を通りました。わぞとらしく睨んでやると、目をそらし、うつむいて通り過ぎていきます。白人の客にはとても愛想がいいんですけどね。ま、簡単に言えば人種差別です。よくあることです。

そのおばさん店員のことは諦め、イライラしながら他の店員を探してみると、若い男の店員が歩いてきました。これを逃がしてなるものかとその店員をつかまえて、商品のストックがないかと聞くと、すぐに端末で調べてくれました。でも、店の地下にある倉庫には入っているらしいものの、処理が終わっていないのでここに出せないとのこと。。。

まあ、カナダですからね。ちゃんと調べてもらっただけマシなので、昨日書いた Rain Check をもらって帰ることにしました。

んー、やっぱりカナダは気持ちよく買い物ができるところではないようです。もちろん感じのいい店や店員もいることはいますが、大方は嫌な気分になります。

帰りは、昨日書いた電話機を探すためにバスを乗り換えて目的の店まで行ったのですが、やはり売り切れでした。ま、これは想定内。でもそこの店員はとても感じが良かったので、目的のものは買えなかったのですが、気分は良くなりました。で、結局留守電だけの機械と、充電器 (電池付き) が安くなっていたので、それを買いました。

その後はバスの乗車券の時間が過ぎてしまったので、歩いてふらふらと食料品やら雑貨やらを物色。そしてようやく家路につきました。

この頃、外に出るとあまりいいことがありません。特に買い物をする時は、嫌な思いをすることが多いですね。そういう時は、なるべく感じのいい店員さんのいる店にいき、無理やり買うものを探して買って来るような時もあります。結局、気持ちのいい店にはお客が寄って来るもんなんだなーと、妙に納得した1日でした。