買うべきか、買わないべきか

うちの留守電付きファックス電話機が壊れました。いや、実はもう数ヶ月前からロクに動いてません。それどころか、ファックス機能に関しては３年くらい前にいかれています。最近はもっぱら留守電専用に使っていたのでが、それもおかしくなりました。

これは日本のメーカー製 (北米支社製) で、留守電、ファックス、Caller ID 機能が全部ついているので重宝してたんですが、最近はあまりこういう複合機は流行らないみたいですね。あってもかなり値段が高くて、なかなか手が出ません。ほとんどが、ファックスと Caller ID とか、留守電と Caller ID という組み合わせで、１台で何でもありという機種はごくわずか。そうは言っても、ファックスだけは仕事でも必要なので、２年前にファックス＋ Caller ID 機能の付いた電話機を新しく購入してあります。後はリダイヤルもできない安物の小型電話機。でもこれ、電源不要なので、停電の時でも使えて便利です。

で、今日広告を見たら、米国製のコードレス電話機が半額近くになっているじゃありませんか！よく見ると、5.8GHz 帯域を使っていて、留守電、Caller ID、子機同士のインターホン機能など、結構いい感じです。でもセールは今週火曜日から始まっていて (広告も届くのが遅かったし見るのも遅かったので)、おまけにこの製品は数量限定の上に Rain Check も出さないということです。

Rain Check とは、商品が在庫切れの場合にお店が出してくれる購入券のことで、後日入荷した時に購入券発行時点のセール価格で買うことができる制度のことです。なかなか便利なものですが、目玉商品のセール価格については適用されないこともあります。

ま、そんな訳で、もう売り切れている可能性もあるのですが、すぐにでも買いにいこうと思いました。

でも、実はかなり慎重な方なので (石橋を叩いて渡らないこともある)、その製品の評判を先に調べることにしました。今はネットですぐに商品レビューを探すことができます。こういう場合は、メーカー名と商品名を Google で検索すれば、たくさん出てきます。

で、いろいろ見た結果、性能としては結構評判のいいものでした。ほとんどの人がお薦め品としています。

しかーし、気になる点を見つけました。

メーカーのウェブサイトでも、広告を出している店のサイトでも、その広告でも、この商品は「5.8GHz」を全面に押し出しています。親機と子機があり、親機もベースから外して使えるコードレスで、どう見ても「親機と子機の両方が 5.8GHz」としか考えられません。でも実は、親機とベース間の通信は 2.4GHz だったのです。

この情報は、購入した人が、付属のマニュアルの中ではじめて見つけたものです。その人も購入前にはかなり調べたらしいですが、買って初めてその事実を知ったとか。んー、これって、大げさに言えば「詐欺」みたいなもんですよね。

2.4GHz だと、パソコンの無線 LAN や電子レンジ、(使ってないですが) Bluetooth などの (テレビのリモコンもかな？) 一般家電製品が使っている帯域です。同じ帯域でも周波数が離れていれば (理論上は) あまり心配ないのですが、壁や天井などで反射した電波はエネルギーを失って周波数も変わるはずです。家の中では電波が飛び交っているわけで、そうなるとやはり製品間の干渉が気になります。

んー、これはどうしたものか。

ただ、先ほども書いたように、周波数をぐんと離せば干渉を防ぐことは可能です。出力も弱くして、干渉しそうな他の製品にほとんど影響ないようにすることもできます (無線 LAN のように調節機能があればですが)。ならばこの電話機は買いでしょうか？

いろいろ迷った挙げ句、ようやく「買う」決心をしました。で、のこのことお店に出かけていったところ、すでに売り切れでしたぁ。。。(泣)

でも、ダウンタウンには同じ系列の店がまだ２店あります。頑張ってそこも見てみよう。そう思ったのですが、ついでにいろいろ買い物をしたり、途中でお腹が痛くなったりで、結局もう１店しか行けませんでした。。。残りの１店は明日見てくるつもりです。

でも、きっと売り切れているような気がする。ただ、2.4GHz の干渉の心配を考えると、売り切れていれば諦めがつくなと思ったりもしてます。さて、明日はどうなるのかな。売り切れだったら、留守電だけ買ってこようかな。