NHK に進言、「おばあちゃんといっしょ」を制作しませんか?

前に NHK の報道姿勢について意見したのですが、それとはまったく無関係の話です。今回は単に思いついただけのことなので。

NHK には、「おかあさんといっしょ」という番組がありますよね。子供向けの教育番組になるんでしょうが、それをもじって「おばあちゃんといっしょ」っていう番組なんて作ったらどうかなって思ったんです。

あ、冗談じゃないですよ。本気です。子供向けではなく、大人向けの介護の番組。身近なところで介護にかかわる人がいるもので、ちょっと思ったんです。

介護の番組ってどうしても堅苦しくなってしまったり、大変だぁーって感じの訴えかけるものが多いじゃないですか。でも、介護のヒントとか、少しでも楽しく充実した介護ができるように「介護している人もされている人も」楽しめるような内容を流すとか、そういうのってどうでしょうかね。それも、多くの人が見ている昼間の時間帯に、みのさん張りのバラエティー性を持った司会者が面白楽しくやるっていうのは。介護の中にも「くすっ」て笑うような場面はあると思うんです。「からくりテレビ」じゃないけど (まだやってますよね?)、そういう場面をビデオレターとかにして募集してみたりとか。

寝たきりの老人なら、テレビは数少ない娯楽の一つなんだし、必要としている訳ですよ。多少身体が動くのなら、または話ができるのなら、ゲーム性の内容で楽しんでもらったり、将来的には対話型 (視聴者参加型) の番組にしたりとか。もうそういう技術はあるはずですよね。あと、寝たきりでもいろんなことを学びたいという人向けの学習番組なんかもいいなぁ。

最近、介護疲れによる悲劇が相次いでいるじゃないですか。そういう事情をもっと深刻に受け止めて、「視聴料の徴収を立法化」するというのだから、そんな困っている人からお金を取るという立場をもっとちゃんと考えて放送したらどうかなって思うんですよ。

あ、「おばあちゃんといっしょ」だけじゃ、おじいちゃんには失礼ですね。「おじいちゃんといっしょ」も必要だなぁ。2つの番組 (またはコーナー) で「紅白歌合戦」みたいに、いい意味で競いあうとかしたら、ゲーム性も出て楽しそうだし。

それから、介護する人への助言だけじゃなくて、介護されている人がもっと自分の人生経験を子供達に伝えられるような実例を紹介するコーナーを設けるとか。そういう番組を見て、「これならわしにもできそうだ」と思うお年寄りもいるかも知れないし。自分が介護されるくらいの年齢になったら、そのくらいの番組を見たいじゃないですか。若者向けの歌番組やファッション動向でもなく、他に観るものがないから仕方なく点けているような年寄り扱いした面白みのない番組じゃなく、「観たい」と思うような番組を。

でもなぁ、NHK って、そういう声を聞いてくれるのかなぁ。弱者切り捨てっていうイメージが強いし。「お金が払えない人向けには番組なんて作らないよ」なんて言わないで欲しいけど、どうなんだろう。とっても疑問ですね、日本の国営放送局。だいたいバックの国がそういう体質だからな。

そうそう、「にほんごであそぼ」っていう子供向け番組がありますよね。北米でも衛星放送で観られるんですよ (うちは観れないですけど)。あれはすばらしい内容ですね。子供をちゃんと一人前の人間として扱っている感じがします。手を抜いていない。自分が子供の頃に放送されていたら、観たかったなーってつくづく思う番組です。今観ても面白いし。

NHK 中にはそういう優れた番組を作るディレクターの方がいるのでしょうね。そういう人に、「おばあちゃんといっしょ」や「おじいちゃんといっしょ」を作ってもらったら、きっと楽しい番組ができるんだろうにな。

ま、どちらにしても、そんな番組を観る年齢の頃に日本にいるかどうか分からないですけど。。。