遺伝子組み換え原料の有無を見分ける冊子

グリーンピース・ジャパンが、遺伝子組み換え原料を使用しているかどうかを調査した冊子、「トゥルーフード・ガイド」を配り始めたようです。昨日の朝日新聞のオンライン版に載ってました。このサイトの中程にある「トゥルーフード・ガイドを注文する」のリンクをクリックすると、無料の冊子を注文できるようになっています。しかも送料も無料です。なので、早速日本の家族に注文してもらいました。

一人で何冊も注文できるようです。無駄にたくさんの冊数を注文するのは控えるべきですが、家族などが別世帯にあって送ってあげたり、手渡したりできるのであれば、まとめて注文した方がいいかも知れません。その方が好意で負担してくれている送料を減らすことができるからです。

また、オンライン上で最新のデータを検索することも可能なようです。冊子数には限りがあるので、注文しても品切れになってしまった場合は、このページでチェックしてみたらいいでしょう。

ちょうど先日、カナダでの遺伝子組み替え製品の現状について書いたばかりなので、この冊子がとても気になりました。日本は結構厳しい食品規制がなされていると思ったのですが、案外ゆるゆるなんですね。原料の仕入先について、食品会社はあまり気にしていないみたいだし。何というか、肝心なところが抜けているみたいです。何より政府がゆるゆるですね。安部 安倍さん、もう少し何とかしてくれませんか?

ところで、あまり知られていないようですが、グリーンピースは実はバンクーバーで生まれたんです。過激な活動をすることでも知られていますが、本来は環境問題について早くから取り組みを始めた理念の高い団体です。ちょっとやり過ぎってところは、確かにありますけどね。

何でもかんでも環境に悪影響を与えるものはダメという姿勢はどうかと思いますが、もう少し現実的な対応も踏まえた対策に取り組む流れができれば、賛同する人は多いのではないかと思います。環境をまったく破壊せずに暮らしていけるほど、人間は完璧じゃないですからね。持ちつ持たれつというか、悪い部分を別な部分で補うというやり方もありだと思います。ただ、遺伝子組み替えについては、やめるべきだと思いますね。取り返しのつかないことになると思いますし。

それにしても、欧米、特にヨーロッパでは、環境対策を第一に考える政党「緑の党」がかなり強い勢力を持っているんですが、日本にはないですね。前にちょっとあったようですが、国民の支持を得るような強力なメッセージを発することもしなかったし。そういう点から見ると、日本は先進国の中で遅れているような気がします。一番生活に関わってくる環境問題を、これを機会に見直してみたらどうでしょうかね。新政権に任しておいても、たぶん何もやってくれないでしょうし。。。