時計草

今日はちょっと趣向を変えてみました。しかも初めての写真掲載です(だから何だっていうつっこみはなしでお願いします)。

その花の姿がまるで時計のように見えることから「時計草」と呼ばれる不思議な植物。初めて見たときはびっくりしてしばらく見入ってしまいました。でもこれ、何の花かご存知ですか?というか、この花自体ご存知ですか?

これは何と、あの「パッション・フルーツ」の花なんですよ。実は前にビクトリアのブッチャート・ガーデンに行った時に撮った写真なんですが、ずっと時計草とう名前の植物だと思ってました。果実はよく店頭で見かけますが、これがその花だったとは。

果物に限らず、よく口にしたりする身近な植物でも意外とその花を見たことがない、なんてことはよくあります。サトイモなども、葉っぱがあんなに豪快なものだなんて最近になってようやく知ったくらいですし。しかも割と身近なところにたくさん植えられていたりします。勉強不足ですね。

バンクーバーは街中のいたるところに花が咲いています。手入れが行き届いたアパートの庭には、通る人の目を楽しませてくれる花たちが風に揺られて手を振っているようです。「花の街」と呼ばれるビクトリアよりも、バンクーバーの方が多いんじゃないでしょうか。そんな気がします。単に地元びいきなだけかも知れませんが。

日本にいた時には、こんなにいろいろな植物を毎日のように見られる環境ではなかったので、いかにバンクーバーが自然の豊かなところかと実感します。植物だけでなく、リスやアライグマ、スカンク、そしてカモメなんかも住宅街にいますしね。スタンレー・パークには、白鳥だってクーガーだっているし、鮭も遡上してきます。そして今が一番いい季節の8月。今週末には、ゲイパレードとか日本の祭り「パウウェル祭」なんて行事もありますし、7日はブリティッシュ・コロンビア州の日で祝日。シーズン真っ盛りです。

でもでも、まだ当分仕事から解放されそうにないので、窓から景色をときどき眺めるだけで我慢我慢。これって、自然から遠く離れた都会にいて諦めがつく状態よりも残酷な気がするのですが、贅沢なんでしょうかね。