ギャップが大きい

今日は新しい仕事が入ってきました。本当なら昨日来るはずだったものです。こちらは別の仕事が次に控えていて、使える時間は限られている。それもちゃんと翻訳会社のPM(プロジェクト・マネージャ)には前もって言ってあるのに、完全無視して大量によこしてきました。

無理だってば。

それでメールのやり取りに何時間もかけた挙げ句、ようやく妥当な量に減らしてくれました。そんな手間をかけるくらいなら、初めからちゃんとすればいいものを。こっちだって疲れるし、仕事する時間が減るんだから勘弁して欲しい。(ぶつぶつ)

まあこの会社は昔からいろいろ無理を言ってくるは、支払いもたびたび遅れるは、金額もこちらでちゃんとチェックしないとかなりいい加減な数字を出してくるはで、要注意な会社なんです。でも大きな仕事を結構入れてくれるので、切れないんですよね。それでも一度ならず二度くらい、あまりに頭に来て「もう取り引きはしない」と宣告したんですが、その度に平謝りしてくるので許してあげてます(本音は仕事が減ると困るからですけど)。でもフリーランスにとっては、翻訳会社といつ取り引きが無くなるかは分からないものです。向こうにすれば、フリーランサーなんてたくさんいる訳ですからね。言うことを聞かないのならポイって捨ててしまえば済むことです。だからこちらとしても対策を取らないといけない。それは何か?ものすごく単純です。

(1)親密な取り引き会社を複数持つこと。急に1社と取り引きがなくなっても、とりあえず回していけるようにする訳ですね。

(2)取り引き会社にとって「失ったら困る」と思わせるだけの仕事をすること。つまり、いなくてもいいやとは思わせないように丁寧な仕事をすればいいのです。でもこれが大変なんですけどね。それでも、生きていくため、お金のためと思えばできます(←現金主義)。

で、今回もらった仕事は、一昨日までと次にする仕事がめちゃくちゃ堅い翻訳をするものなのに対して、ものすごーく柔らかい言い回しにするものです。堅い方はいわゆる「as is」(そのまま)で訳し、日本語がぎこちなくなっても構わないというもの。それに比べて今やっている方は、話し言葉に近いような感じ。無論意訳がびしばし出てきます。そのギャップが大きいので、頭の切り替えをきちんとしないとまずい。間違っても堅い訳をしてはいけないってのが、案外難しいんですよ。慣れてないもんで。でも生活かかってますからやります。やりますとも。

ああそれから、プロジェクトが変わるとルールががらっと変わるので、その度に新しいルールをすべて頭に叩き込まないとなりません。場合によってはそういう準備だけで半日から丸一日時間を取られることもあります。これが一番大変ですね。今回の仕事はほとんどルールなし。これはこれで、昔の訳を参照してそれに合わせたりしなければならず、かえって大変です。こういう部分には一切お金を払ってもらえないってのも辛いところです。とほほ。

そうそう、今夜は花火大会3日目でした。花火の音はまあいいとして、その後の興奮した連中の叫び声とか喧嘩騒ぎがうるさいのです。ものすごく集中しずらい。。。このブログを書いているのは、実は集中できなくて気分転換に書いているってのが理由だったりします。とても消極的な理由で申し訳ないです、ハイ。

ということで、花火も終わったようなので、仕事に戻るとします。まだ取材のヘリとか飛んでるし、若い連中が大声を出したりクラクション鳴らしたりはしてますけどね。さ、頑張ろう!